いぬのいぬさんの映画レビュー・感想・評価

いぬのいぬ

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暗殺の森(1970年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

プロなら一発で決めな

瞳をとじて(2023年製作の映画)

5.0

こんなにも映画にたいして真摯な監督さんを初めて見ました。本当に映画館でみれてよかったです。胸がいっぱいです。この作品が海を越えて日本で上映されることが何より嬉しいです。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.2

ワクワクが永遠に詰まっててとにかく引き込まれた。印象的なシーンや演出が沢山あって記憶に強く残る一作です。後半戦はパワー勝負でとんでもワンダーサイクロンジェットコースターでした。

市子(2023年製作の映画)

5.0

数日は引き摺るかもしれない…と思いつつ見たけれど最後はかなり心落ち着けたまま爽快に見届けることができた。主人公が死にかけの蝉を手にのせるシーンで「この人は、助けられなくても、救えなくても、どうしようも>>続きを読む

天国にちがいない(2019年製作の映画)

5.0

困っている誰か、遠い国の戦争、誰にも気づかれない善意、取るに足らない悪、隣で起こる犯罪。

ありとあらゆるものは本当はすぐ近くにある筈なのに、いつだって見て見ぬふりをして、自分達の日常は穏やかで幸福で
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.8

残酷でおぞましくて恐ろしいのに映像の全てが青春のように眩しいので、とにかくラストで衝撃を受けました。罪とか罰とか愛が命題の物語でもあり、信じる物がなくなって路頭に迷った青年と少女がお互いの傷を抱え合う>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

5.0

デッケー~寄生虫のドキュメンタリーをみてる気分だった。けれど美しくて、ずるずる引き込まれた。殺人鬼とかの話じゃないのに怖すぎた。本当に怖い。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.8

アマゾンプライムに入っているのを知ってすぐに見に行った。全てのシーンがかっこいい。淡々と引き込まれて一気にみてしまった。

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.7

切ない愛の物語だった。
恋の駆け引きに似つつも、本質的には青年期の少女の拙い感情のぶつけ合いのようにも感じた。

お互いを愛し合い、特別で圧倒的だった二人の関係性で引き裂いた主人公も、そんな自分が何者
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.4

何度みてもこの作品が2010年の実話を元にしていることにびっくりする。中世のような雰囲気の中に混じる電子機器や現代的な法律等がちぐはぐで、印象深い。とても丁寧な作品で、登場人物一人一人の真摯な言葉の歩>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

4.6

迫力が凄まじくて現場の雰囲気が切に伝わってきた。ウィキペディアで事故の内容を大まかに知っていたけれど実際に映像として見ると衝撃が違った。ゆっくり希望が削られていく感覚と自然の絶望的な猛威が交互にきて辛>>続きを読む

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

5.0

ウェス・アンダーソン監督の作品をずっと続けてみてます。監督の偶像劇のような独特の映像表現と色彩がだいすき。

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.5

ぬるっと見れた。
俳優の演技がすごくて内容自体は結構非現実的なのに、間の取り方とか細かく動作の端々に人の生活感とか生々しくでていてすごく引き込まれた。

背景のセットや小物が素敵。

白鳥(2023年製作の映画)

5.0

監督に惹かれて鑑賞。映像美とカット、演技のすさまじさが凝縮されていてとても見応えがあった。いじめのダークさとピーターの高潔な意志が対比になっていて、背景の幻想的な雰囲気もすごく好き。

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

5.0

クラシカルな雰囲気が素敵だった。映像が洗練されていて、装飾品や食べ物、細かな小道具などの調和が好き。

一方的な幻想を求められる女性が自分の人生を取りしていくストーリーが不気味さと夢の中のような不思議
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

5.0

とても美しい映画で何度も泣いてしまった。

主人公の三上さんはとにかく真っ直ぐで、ブレーキがない。時おり見せる少年のような愛嬌と嵐のような暴力性と怒りの爆発のバランスが魅力的で、その他のキャラクター達
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.9

草食だった熊が動物の死骸を食べて骨格が肉食になった話を思い出した。

コミカルでギャグテイストだけど一度犯した倫理を飛び越えるのがどんどん容易になっていく夫婦の様子が恐ろしい。

作中での初めのヴィー
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

映像の全てのアングル、色彩、テンポがよすぎてスルスルみれた。ホラーと聞いていたが幽霊などはなく、怯えることなくハラハラしながら最後まで見れた。

人はすぐに嘘をつくし、腹で何を考えているのかわからない
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必殺! 恐竜神父(2018年製作の映画)

5.0

ばちばちに笑えるしラブシーンがなぜか四分割でぶちこまれるので気まずくない。友達とゲラゲラ笑った。暇なときにみて欲しい。

ナショナル・シアター・ライブ「善き人」(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

全身が震えるくらい良かった。

複数の役をこなす役者の縁起もさることながら舞台の臨場感が半端でない。この映画を劇場でみることができて本当に良かった。静けさやほんの少しの物音、観客の息をする音などの全て
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怪物(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

怪作。あまりに衝撃的でずっとレビューできなかった。至るところに伏線があり、色んな解釈が湧いてくる。

みている間はとにかく少年の繊細な描写と愛の内側にある軋みが痛々しくて切なかった。

主人公の葛藤、
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最高だった。何もかもが、美しかった。インコが「ここは極楽か!?」と言っているのを聞いてずっと冷たい石の世界で生きてるのがわかって苦しかった。ペリカンがいちばん好きです。数ヶ月前にみたのにまだはっきり覚>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.2

がっつりめのホラー&ミステリーと思っていたら爽やかさも混じったラブストーリーでにこにこで見てしまった。映像も物語もきれいで素敵。