[2回目]
廣木監督はこういう題材でもちゃんと映画を作るなあ、と。
ここの要素は監督が入れたかったんだろうなあ、とかこの要素は違う人だな、とか考えると変な楽しみ方ができる。
意外と歌詞付きの洋楽>>続きを読む
しちゃいけないこと、したくないこと、させたくないこと、まきこまれたくないこと。
そのボーダーラインのお話。
この邦題とてもいい。
メキシコは昔行った時に、とにかくいい人たちばっかりだったから、麻薬>>続きを読む
最初っから最後まで村山聖が、羽生善治が、アンタッチャブルであり続けた。
アンタッチャブルだからこそ、惹かれていく魅力的な魂の削りあいだった。
かなり増量したであろう松山ケンイチはもちろん、瞬間瞬間>>続きを読む
ちょっと遅ればせながらケモナーになりそう……
設定の細かいディテールや小ネタにめちゃくちゃ上がれる映画だった。
一方で、話はソリッドで無駄のないしっかりとした作りで、それもよかった。
ただ、完璧>>続きを読む
前作は苦手な部類に入る映画だったので、今作はスルーしようかと思ってたけど、結局DVDで鑑賞。
前作ほとんど関係なかった。
終わりかた、とても好き。
密室劇としても、静かに(元々)狂っている男がいい味>>続きを読む
多分、50年代のアメリカ文化への造詣が深ければ深いほど、楽しめる気がする。
いや、あんまりわかんなくても普通に面白かったけど。
個人的には、ロッキード社のくだりが一番皮肉がきいてて好き。
後、意味が>>続きを読む
大友とのシーンだけずっと見ときたかった。
だから、志磨遼平が「輝いてない」って言った瞬間、「はっ?」ってなったもんね。
クライマックス(!?)はあのシーン自体が悪夢だったのじゃないかというくらい唖然>>続きを読む
サイバーゴーストのお話。
仲良しコミュニティの割にみんな陰で色々やりすぎだろ……
冒頭の方の生々しい高校生のエロイプ。
全編PCの画面上で進んで行く。
あれだけ器用にPCを扱えるのはすごいなあ、と>>続きを読む
神妙な面持ち。
こういう倦怠感と、何となくの不満としょうもない会話しかない青春を送ってきたので、どんぴしゃだった。
最後のお話の中条あやみの感情、ちょっと違うけどすごいわかった。
僕は転校生だっ>>続きを読む
前半とても楽しく観てたのに、後半のプロパガンダ感で劇萎え。
それが伝えるべき真実なのだとしても、それはそれ、これはこれ。
とりあえず海洋生物の迫力に酔いたいのに、なぜ人間を登場させるのか。
とにか>>続きを読む
冒頭の実際の映像のショッキングなこと。
そこから始まる本編は、ゆっくりと日常の中のオスカーという青年を描き出していく
しかし、冒頭で僕たちは結末をしっているので、日常の何気ない一言にぞくりとする。>>続きを読む
ルールばっかで窮屈だが、それが人間らしいということなのか。
いまいちどう捉えていいかがわかりにくい「のようなもの」ばかりが続く。
とても、静かな映画だったのもあり。若干うとうとしてしまった。
ホテ>>続きを読む
現代にも通じる、物質社会への風刺の効いた映画だと感じた。
全体を通してミスマッチな効果音が入ったり、ほとんどサイレントに近い映画なのに、音に満ち溢れている映画で、特に30分過ぎからのキスの音の遊び方>>続きを読む
本当に「イタリア旅行」を追体験している映画という感じ。
映画を体験として捉えるなら、かなりいい映画体験。
ただ、物語的な視点で見ると、ロードムービー感よりもメロドラマ感の方が強かった。
キアロスタミ>>続きを読む
これだけで1本の最高の映画として成立してるのに、プラスで3部作の3作目としても最高。
最後のセリフが本当にぐっとくる。
伏線を鬼のように回収しまくる。
というか、三部作通して最高しか言ってない気が>>続きを読む
語ることもない最高の映画。
ホバーボードほしい。
と、前観た時は思ったけど、あれくらいスピード出るやつ、みんな乗り回してたら、すごい危なそうだ。
カブス優勝とか色々あってめちゃくちゃ観たかったから>>続きを読む
キルギスの映画。
所々、色鮮やかなカラーになるのだけれど基本モノクロの映像。
監督の半生的な映画だから、僕らにはわからない住み分けがあるのかもしれないけど、何が基準でモノクロとカラーがわかれているの>>続きを読む
イスラエルのパレスチナ難民キャンプ虐殺事件を描いたアニメーションムービー。
これをイスラエル側が作ったということがかなりいいな。
それぞれの登場人物(主に主人公)が戦争の時のことを淡々と語っていく>>続きを読む
現代イランの歴史入門としても役立つ気がする。
それにしてもおばあちゃんの発言がいちいちいい。
主人公の女の子の明るさと独特の絵が暗い物語を、独特のコミカルでそうでない作品にしてくれている気がする。>>続きを読む
ドキュメンタリーなのか、会話劇なのかくらいの怒濤の掛け合いが圧巻。
みんな何に怒ってるのか、よくわからないのがよい。
山下敦弘の中でも、1番コメディに振り切れた作品な気がする。
口調のわざとらしさとかは今までの山下敦弘監督の作品の対極にあった。
けれども、そこら辺がすっと入ってくるのは、この監督のゆるゆるな雰囲気作>>続きを読む
"ある朝、グレゴール・ザムザがなにか胸騒ぎのする夢からさめると、ベットのなかの自分が一匹のばかでかい毒虫に変わってしまっているのに気がついた。"
これは、カフカの『変身』のあまりにも有名な一文だが、こ>>続きを読む
戦争シーンのない戦争映画。
イランとイラクの国境線に浮かぶ船に住んでいる少年と、そこに逃げこんだ人たちのお話。
少年の「生活」がしっかり描かれていることが好印象。
登場人物の言語がそれぞれ違うた>>続きを読む
『別離』の時も思ったけど、シーンの切り取り方がとにかく秀逸。
中盤までのみんなの楽しい夏休み感から、後半にかけての絶望とギスギスの畳み掛けがすごい。
バカンスの途中抜けは、面倒でもちゃんとしっかり>>続きを読む
何で駱駝なんだ。なんかのメタファーなんだろうか。
駱駝が気になってしょうがない。
高倉健よりも不器用な父親は、志は間違ってないはずなのだが、人の気持ちが理解できなさすぎる。
ジェルソミーナは結局ミラ>>続きを読む
「アラブの春」のカダフィ処刑のシーンと少し重なった。
若かりし頃に革命運動で投獄されていたマフマルバフだから、色々思うことがあったのだろう。
結局、政治の犠牲者は物言わぬ大衆なのだけれど、物言わぬ>>続きを読む
POVとか、怪獣映画とか、そういう映画の枠組みを壊したいのなら、まずそういう映画の枠組みの中に入らなければいけないことを改めて知る。
それと、全体的に滑っている気がする。ごっつをよく知らないからかも>>続きを読む
カット割り?とも呼べない独特な編集。
ウディ・アレンの私小説的作品なのだろう。
どこまでが劇中劇なのか、境目がとにかく曖昧。
ピンボケの男とか地獄のところとか、面白い。
にしても、この時で還暦間>>続きを読む
きっと、ずっと「のようなもの」で生きていく人たちもたくさんいるのだろう。
タイトルが秀逸。
志ん魚のお兄さんが全然変わってなくて、何だか段々惹かれていくのも変わっていなくてよい。
松山ケンイチの細>>続きを読む
言葉にして、ひとつの見方に固まってしまうことが、いかに貧しい映画との触れ合いであるか。
一面的な言葉でカテゴライズすることがあまりに惜しい映画。
あらゆる感情が溢れる。
次に観る時にはまた違う感想>>続きを読む
霊的存在を意図的に表現したフィルムの元祖なのでは。
映画は新しいぞー。こんなこともできちゃうんだぞー。すごいだろー。という映画に思える。
回想入れすぎると安っぽくなるという教訓。
イラン・イラク戦争期に両親から離れ、森のおじさんの家に避難した男の子と孤独なおじさんのお話なのだが、回想で男の子が家族を思い出したり、おじさんが妻のことを思>>続きを読む
ティム・バートンだからファンタジーなんだろうなー、と期待すると肩すかしにあう。
どちらかというと、静かな映画。
クリストフ・ヴァルツの胡散臭さが爆発してる。
裁判のところなんか、こいつどんだけ胡散臭>>続きを読む
戸籍のない少年、ファルハード9歳。
戸籍がないから学校にも行けず、働くのにも苦労する。
両親は薬物中毒で、隣の女の子も学校に行けなくなって……みたいなお話。
イランのお約束のセミ・ドキュメンタリー形>>続きを読む
思い出が多すぎると身動きができなくなるが、身動きできないほど思い出があることが、良いことなのか悪いことなのか、まだわからない。