Tygaさんの映画レビュー・感想・評価

Tyga

Tyga

うっせえ小鳥のさえずり

主に2015〜観たものをMark
劇場で見ると評価甘めになる傾向あり。

2017ベスト10(順不同)

息の跡
勝手にふるえてろ
パターソン
ジョニーは行方不明
昼顔
散歩する侵略者
オン・ザ・ミルキーロード
ソニータ
希望のかなた
聖なるもの

映画(1548)
ドラマ(9)

武蔵野夫人(1951年製作の映画)

3.8

特に豪雨前の空に稲光が映し出されるシーンが白眉だが、全体的に空が魅力的。
室内の撮影もまさに「活動写真」の美しさだと感じた。

男女のあれこれに無駄にお金が絡むと、いまいち見せたいものがなんだったのか
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それから(2017年製作の映画)

3.7

中盤まではさながら「私映画」のような公私混同してしまうどうしようもないおじさん(貶してない)っぷりを楽しむ映画かと思っていたら。

タクシーのあのワンシーンにこの映画の美しさが詰まっていた。
あの雪の
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ハハハ(2010年製作の映画)

3.4

全部が「飲もう」につながる会話。

言葉というものの何と不自由なことか。
(それにしてもそこまでニアミスしてたら気付きそうだけど、ってときはあったけど)

一方で、果たして彼らの話していることと、僕ら
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海角七号/君想う、国境の南(2008年製作の映画)

3.3

日本でも中国でもない場所、「台湾」の夜明け。

一個一個の要素がとっ散らかっているのと、中孝介のナレーションの棒読み感でお世辞にも「いい映画」ではない、と感じた。
台湾の人は字幕だからこの棒読み感あん
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お静かに(2017年製作の映画)

-

この後に待つのは兄弟史上最もchillな昼下がりに違いない。

オフサイド(2006年製作の映画)

-

「オフサイド」と言ったらパナヒの方だろ、と思いつつ鑑賞。

W杯の間もこうして戦闘が行われるという事実に僕らがそれほど違和感を感じないままでいること。
そして、この人たちもめちゃくちゃサッカーを愛して
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カンウォンドの恋(1998年製作の映画)

4.0

恋なぞすべて「過ち」であるというべきであろうか。

失恋に落ちこんだところで、酒は飲むし、眠気がくれば眠ってしまう。
しかし、それが悩んでいないことや楽天的な解決につながるわけでもなく、アンニュイな生
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小さき勇者たち 〜ガメラ〜(2006年製作の映画)

2.5

100パーセント夏帆目当て。

御都合主義といえばそれまでだが、子どもたちが赤い玉を繋ぐところはやはり応援したくなる。
(まあ、その前にそれほど大事なのわかっておきながら夏帆に気軽に渡してしまう主人公
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歌うつぐみがおりました(1970年製作の映画)

4.0

生活は続く、生活は続く。

僕はギアは助かったと思う。
きっと、クビにもならない。

僕らの生活にはこんなにたくさんの「偶然」に溢れている。生きてるだけでもラッキーだ。

世界遺産のグルジアの多声合唱
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暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

4.1

運動。

知らぬ間にそこに居たかのようにぬるっと登場する人物たち、エキゾチックなモチーフ(スイカ、蚊取り線香、ライオン)、視線の質、オペラの歌。
この映画を構成するすべての要素がなんらかの不穏さをはら
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

4.0

正しく言い直すのならば、どちらも「間違えたことがあった日」である。

ただ、そういう「間違い」が致命傷になるかは、その後のリカバリーと相手に対して誠実かどうかということがあって、誠実であれば酒の勢いで
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あなたの微笑みはどこに隠れたの?(2001年製作の映画)

3.8

なんかもう少しテクニック論とか、観念的な映画なのかと思ってたら、思ったより熟年夫婦感あってよかった。
まあ、観念的なことを言い続けてるストローブは居たけど。

何コマ単位で編集を繰り返すユイレの様子を
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29歳問題(2017年製作の映画)

3.0

予告編で水漏れの描写があったので、観てみようかと思ったけど、水漏れはあんまり関係なかった。

中盤は魅力的。
女性の問題というよりは、人生のどこに力点を置くべきかを考える作品だと思った。
日常生活の中
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

1.0

シンプルに虫酸が走る。
適当に人殺して適当に辛いことを子どもに背負わせてんじゃねえぞ。

そして、こういうマッチョイズムが過労死を生み、「生産性」や国益で人を区切る人たちを生む。

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.3

入口のトマト祭りの画の力が圧倒的。

母性の喪失と復活と見るか新たなサイコパス映画と見るか、あるいは堕胎した母親の精神世界のお話と見るか。
何通りにも捉えられそうな白昼夢のような映像。

ただ、祭りの
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アデルの恋の物語(1975年製作の映画)

4.2

やはりひとりはよくない。
そして見栄だけでつく嘘もよくない。

アデルがずっと愛にキマッてる状態で、瞳孔ガン開きで結婚を迫るシーンに恐怖を感じた自分が、ラスト付近に至って大尉に対してイラついていて、あ
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トップ・ハット(1935年製作の映画)

3.0

アステアは素敵だけど、お話としては面白いと思えない。
みんなで踊るシーンもそれぞれが意思を持っていないからそこまで魅力的じゃなかった。

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.9

イッツアゾンビドラマ。

ゾンビの大疾走もさることながら、簡単な設定で知恵を使って前へ進んでいく中盤のオリジナル感もよい。

ただ、「アイアムアヒーロー」の時も感じたけど、そろそろゾンビ映画にも男より
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.7

このお話を、行動すれば上手くいかなくても理解してくれる人や、自分の理解できることが、少し増えるんだな、と思えたら世界はひとつ進みそうだ。

でもやっぱり、失恋は辛いし落ち込まずにはいられない。

アイ
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夜のピクニック(2006年製作の映画)

3.5

原作の方が面白いけど、こっちも好き。
カットワークや演出とかひどい部分もあるけれど、ラスト4カットくらいに良さがつまってる。

青春というのはなぜか歩かなければならなくて、なぜか走りたくなってしまうも
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軍中楽園(2014年製作の映画)

3.4

後悔の火。
群像劇っぽいけど、メーンは3人の男。
指輪もらって隊長に抱きしめられるアシャオのシーンは好き。

最後の10分間で映画の見方が狭められてしまっているように感じられて、そこが好みではない。
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息子(1991年製作の映画)

4.0

いい映画。

三國連太郎の言葉にならない感情に、永瀬正敏の溢れでた呟きに、和久井映見の笑顔にグッとくる。

きっとあの長男の気持ちを僕は一生理解できないだろうと思うと、それはそれで悲しくもあり。

映画 聲の形(2016年製作の映画)

3.8

自分のしたことはそのまま自分に返ってくる。

あからさまな感動や情動を煽るシーンはなくて、ただ淡々と「見せていく」手法は好き。

ただ、逃げちゃダメだっていうのはとても素晴らしいメッセージであるとは思
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ゲームの規則(1939年製作の映画)

4.3

面白かった。
人間は社交的動物なのか。

たくさんの人が入り混じること。
それをしっかりと理解させながら撮ること。
それが秩序だって見える時もあるし、秩序が崩壊して見える時もある。
秩序だっている時→
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パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

4.1

マヌケVSバカVSサル。

間違いないブラックコメディ。
嘘みたいなことを考えだすやつらというのがこの世にいる。
そして、恐るべきことにそれに熱狂してしまう人たちがいる。

見終わった後、外に出ると綺
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.5

スターウォーズ本編のような別々の地点からひとつの目標に向かっていくという展開ではないし、ライトセーバーもほとんど出ないのだけれど、面白い映画にはなってると思うし、メインキャラクターが少ないからひとりひ>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.3

ナッドサッド語は面白いし、暴力の先にある伝えたいこともわかるのだけど、露悪的すぎて好きじゃない。

ビジュアルはめちゃくちゃすごい。
これ、今もみんなあの手この手で真似てるよね。

デボーチカを巨大な
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.2

見せないことによってワクワクさせられるし、ハラハラさせられる。
何というかにおいを感じるというか。

このテーマ曲がジョンウィリアムズ史上で一番好きだ。

トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)

4.4

良い。
今のところトリュフォーで一番好きかも。

色んなエピソードがあるけど、拡声器で「おなかすいた」と叫ぶのと、みんな銃を先生の机に出すのが特に好き。

後、あのグレゴリー坊や。
「パン どしん」
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ブロンド少女は過激に美しく(2009年製作の映画)

3.4

長回しのタイトルバック中に既にこの物語の語り部に目がいくようになっていてよい。

お話としてはあっけないというか、「あっ、はい終わりでーす」というような終わり方をする。

2階と1階の階層の違いで視線
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タンジェリン(2015年製作の映画)

3.2

ドーナツ屋かわいそう。
チェスターは下衆野郎。
LAのクリスマスは暑そう。
街に光の明滅がよく似合う。

この頃のほうがiPhoneで撮ってる感はあるけれど、それが手法の見せびらかしになってなくて、狭
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

どこに行くかよりも誰と行くか。

母親のヘイリーはちょっと出自とか貧困とかを言い訳にできないくらいひどいので、単純な貧困を描いた社会派映画として見ると、評価が難しいし、ヘイリーを被害者のように見てしま
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ルーキー・ハウス・ガール(2011年製作の映画)

3.8

割りのいい家政婦バイトとスノボを始めたら、大金持ちの御曹司との恋愛も始まちまったぜ!ってお話。

フェリシティ・ジョーンズが美しいし、馬鹿騒ぎパーティと雪山という組み合わせ的に「私をスキーに連れてって
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仮面学園(2000年製作の映画)

2.6

イマイチ。

小説とかで読むともしかしたら面白いのだろうけど、映像で見るとヒロインが藤原竜也のことを勝手に気になって、勝手に幻滅して、勝手に真相に迫った気になってるみたいに見えて微妙だった。

テーマ
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家庭(1970年製作の映画)

3.5

「勝手 に しや が れ」

コミカルで洒落っ気があって、尚且つ賑やかなので、退屈はしないけど、ドキドキやハラハラはなかった。
だからこそ、最後にはちょっとドキッとさせられた。

多分、自分の状況
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ぼくの伯父さん(1958年製作の映画)

4.0

シニカルなコメディというより、シニカルであり、コメディである。

無駄こそ素晴らしい。
すんごい遠回りしないと入れない家。
謎な位置にある揚げパン屋。

小学校の頃、背が高いやつと声がでかいやつが怒ら
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