ホモ・サピエンス(現生人類)が誕生する前に洞窟で仲間を埋葬する習慣のあった人類(?)が見つかった話。
死後の世界と現実の世界をこれほどの労力をかけて明確に分けようとしていた生物が、人類より前に存在して>>続きを読む
優しく?激しく?
両方がいいわ
死ねナルシスト
基本的にダラダラしてるし、フラフラしてるだけ。そんであれこれとイチャコラして寝ている。
これを真面目に観て映画的なこと言えるような人間になりたかった>>続きを読む
悪いことをしてしまった罪悪感を打ち消すように、ちゃらけてみたり、ちょっと反省して少しでも罪を軽くしようとしてみたり、真っ当なことをすることにしたら、気が大きくなって自分の身なりを整えてみたり、あぁ本当>>続きを読む
「親父が兵器産業だから仲違いして一人暮らししている。就職もできない。親父が先回りして悪評を流すからだ。信じる娘もいた」
サンタクロースとの記念写真を撮らないか?と言いながら、普段触れられない女性に触>>続きを読む
ロケーション勝ちというか、撮影がめちゃくちゃいいと思うんだけど、その分、いちいち全部言葉にしてしまうような脚本に物足りなさを覚えてしまった。
全然、伝えたいことはわかるし、最後のフィリップ・ラーキンの>>続きを読む
あの禍々しいブルーインパルスの飛行と接続する瞬間は確かに世界がつながっていふ感じがあったが、それ以外は何というかちょっと作られた悲劇感が強かった気がする。後、映さないで良いところと、映さないといけない>>続きを読む
「ヒエロニムス・ボスの絵画を見てロマンチックになったのね」
本当に今日、ちょっと雨だし家で一本映画観ようかみたいなテンションにちょうど良い軽さの作品。雨宿りした映画館で観るみたいなのも正解かも。>>続きを読む
こんな風に誰かにとっての大切な日が自分にとってもちょっと楽しみな日みたいになれたらいいよねと思った。
妹の「自分は自分のままでいたい」って気持ちもわかるし、姉の「以前とおんなじ"普通"の存在でいたい>>続きを読む
ズレた間の悪さもそれも君の“タイミング”
(ブラックビスケッツ「タイミング〜Timing〜」)
最後の終わり方が良すぎる。全てのタイミングの間が悪いマイルズが突っ走ったところでどうなんだろうねと思い>>続きを読む
最初の描くことは「好奇心」だったり、ただ「楽しいから」からはじまるとして、それを続けるためのエネルギーはきっと自分の他から得るしかない。
称賛の言葉だったり、ライバルの存在だったり、一緒に喜んでくれる>>続きを読む
永遠なんてないことを噛み締める。
その一方で始まりのあまりの唐突さにも唖然とする。
大林宣彦の作品よりもより丁寧に「孤独」を掬い取ったような印象。
とてもよかったけれども、言語化しようとするとどうし>>続きを読む
じわじわ来るタイプの面白さの偏屈おじさんで、この人がずっと幸せでいてほしいなと知らず知らずのうちに思い始めて、そこからこの映画が大好きになった。本人は今を別に幸せとか思っていないのかもしれないけれど。>>続きを読む
「かおるがその男に出会ってから半年が過ぎた。自分なしでは生きていけない男に初めて巡り会った。かおるはそう思っていた。」
難解なように見えて実は単純な依存の話のようにも思えるが、土地に根付く隠れキリシ>>続きを読む
最後の彼の「かくしごと」にはびっくりしたし、結末は示されていないけどあの絶望的な状況からハッピーエンドに通じることができそうな一縷の望みが見えたので好み。
奥田瑛二さんの認知症描写がとてもリアルでこ>>続きを読む
神はいるのか?居るならばこの戦いをどうみるのか。純粋な信仰とはこの世に存在できるのか?
観念的なことを色々考えても答えはでない。わかるのは、ただ預かり知らぬ遥か遠くヨーロッパの「人間」が決めた抽象的な>>続きを読む
大胆な視覚的な挑戦もなく、主人公のセリフにほとんど頼らずに、ここまで彼女の行動原理がわかるのがすごいなと思った。そして、だからこそ突発的な事件で彼女の能動的な選択がしっかりと描かれる海のシーンにはドキ>>続きを読む
「温厚で心優しい男の前に空いた、不条理という名の深い穴」とU-NEXTの作品紹介にはあるが、この主人公は決して温厚で心優しい訳でもなければ、警察にもマークされているめちゃくちゃな悪党について回ってちょ>>続きを読む
市場でナンパ。墓場でデート。美術館でストーカー。
人は街を動きながら、愛をあたため、時に失恋する。男は興味ある人の前でついつい蘊蓄をたれてしまうし、伝えなくていいことも伝えたりする。
「7時のランデ>>続きを読む
アリーチェ・ロルヴァケルのDisney+短編。
形式や神や教訓なぞどうでもいいじゃないか。
「美味しいケーキをみんなでにこにこしながら食べられればいいのよ」って感じのお話。後、もしかしたらみんなで歌>>続きを読む
現実と超現実が入り組みながらも散らかった印象にはならないのは常に誰かのためを考えて動く純粋なラザロの持つ魅力もあるが、都市と農村の温度をほとんど変えずに撮りきったことも大きいような気がした。
落下のリ>>続きを読む
ちょっと気難しいというか、憎たらしい感じのおばあちゃんがいかに無理難題をふっかけて、それを黒人運転手が解決していく過程でちょっとずつ距離が縮まっていく映画かと思ったら違ったし、実はまともな教育を受けた>>続きを読む
すべてが有限であることを知っているからこそ、じっくり時間をかけて続ける。終わりがあるのを知っているからこそやり切ったと思えるところまでやり切る。
どこか阿部さんのDJ生活とこの映画に取り組む監督自体が>>続きを読む
次から次へと名のある俳優たちが出てくるさすがの北野映画。
他はファミリー感ないのに秀吉のところだけファミリー感あって感情移入がしやすいし、光秀だけが真面目に頑張ってて偉かった。
最後的に「あんちゃん、>>続きを読む
「どこ観てるの?」「過去よ」
シュールに毒親との決別を描いた物語かと思ったら、もっと愛に溢れていて幸せなお話しだったし、伏線が張られていて、そこを優しく丁寧に(時にさりげなく)回収していく映画だった>>続きを読む
他のレビューにもいくつもあるけど、タイトルが明らかにネタバレみたいになってるのが少し残念ではあるけど、前半の可哀想な被害者像がいつ、いかにして覆るのかというところがしっかり面白かった。意外とじっくり覆>>続きを読む
お母さんのキレッキレスライディング。
小籠包ちゃんがかわいいと美味しそうが同居してて、つい食べちゃうのわかる。
ギャルっぽい彼女が包むの上手いのいいな。
明るい日差し差し込むパリの街。そこを歩いたり走ったり、自転車に乗ったりする人たち。
その全てが静かな日常を光らせているように感じたし、だからこそそこに突然訪れる悲しい出来事。その短いシークエンスの衝撃>>続きを読む
真実というものの危うさ。一方で、それを信じ切ることの強さ。
混沌が各々に進行し続けている捉えどころのない感覚があった前作から比べると、綺麗に整頓されてひとつの流れの上で動いているように感じた。なので>>続きを読む
刑務所から出てきた元ヤクザが社会の中でどうやって生きていくか。
ヤクザという言葉がかっこいい存在や恐ろしい存在から、無関心に社会から放り出される存在のように感じられるようになったのはいつごろからだろう>>続きを読む
ガシャ、ガシャという耳障りな音とノロノロと歩く細い脚。馬のそれや、城壁の外に立ち並ぶ森の中のどの木々よりも軟弱にに見える騎士という存在があれこれ歪みあって何になるというのか。という感じだろうか。
冒頭>>続きを読む
彼女の表情どころか形態までもがぐにゃぐにゃと変わるし、日本語なのに絶妙に聞き取れないし、ちゃんとモルモットはかわいいというすごくよくできたアニメ。
フェルトのストップモーションってオンリーワンな気が>>続きを読む
15年くらい早く出会っていたら多分、めちゃくちゃノーラン信者になってた自信がある。
お家芸の時系列ごちゃごちゃ。そして、そのごちゃごちゃになった時間の紐が解れていく段階がすごく面白くなっている。>>続きを読む
粘土でおちんちん作って水泳パンツに忍び込ませるの面白かったし、おかげでただ水上で戯れているだけなのに、粘土が出て来ないか危うくてめっちゃハラハラしてしまった。
わかんないけど、何となく男の子だってみ>>続きを読む
人の横顔が好きなので、ポスターを観てから絶対に観ようと思って観に行ったけど、あんまりハマらなかった。
こんなに河瀬直美っぽいなら河瀬直美ってもっとでかく打ち出しといてくれよ、と言いたくなってしまった>>続きを読む
「君のような小市民の生活こそ描かれるべきなんだ」(うろ覚え)
この台詞がまさかの振りになっているとは思わなかった。
途中まで「小市民を主役にうんぬん」とか言ってる割に、本当の小市民に自分はなる気がな>>続きを読む
久我美子の凛々しさ、有馬稲子の艶やかさ。
高千穂ひづるの明晰ゆえの苦悩。
映画としてよく出来ているかと言われると、真偽不明の自説披露みたいな時間も多いし、ほぼ告白によって物語が駆動するので微妙なとこ>>続きを読む