Tygaさんの映画レビュー・感想・評価

Tyga

Tyga

うっせえ小鳥のさえずり

主に2015〜観たものをMark
劇場で見ると評価甘めになる傾向あり。

2017ベスト10(順不同)

息の跡
勝手にふるえてろ
パターソン
ジョニーは行方不明
昼顔
散歩する侵略者
オン・ザ・ミルキーロード
ソニータ
希望のかなた
聖なるもの

映画(1589)
ドラマ(9)

キッドナップ・ブルース(1982年製作の映画)

3.5

自転車と幼女と音楽と、後はとりとめもないお話。
それだけで映画はとても好い加減の「体験」になる。

とにかく自転車乗って移動する画のよさ。

正直、もう少し会話のシーンの見せ方はうまく出来たのでは、と
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(ハル)(1996年製作の映画)

4.2

メール(このころ風に言うと通信)によるラブストーリー。

掲示板のところとかは僕ら世代でも「モバゲー」とか「mixi」のような感じで古さは感じなかった。
(古いと言えば一番「JOMO」が懐かしかった)
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.8

なにかに「ちゃんと向き合う」というひとつの決意までを、丹念に描いていた。
だからなのだろうか、佐藤泰志作品の映像化の中で、一番文章を感じた気がする。

視線の向かう先の切り取り方がとても誠実。
例えば
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

4.0

現代社会の暗部詰め合わせなのに、後に残る謎の清涼感とカタルシス。

この映画の愛は「金」で手に入れるものでも、「お○んご」で表現するものでも、銃とか強引な「暴力」で勝ち取るものでもなくて、ただ死を悼み
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.5

「愛情と感謝は違う」っていうのを台詞じゃなくて文字で見せられて、うっ、となってしまった。

しかし、確かに愛情と感謝は違うが、感謝のせいで見えにくくなった愛情もあるんだよな、とも。

きっと仙台から大
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聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

3.5

銀食器は二度、空を飛ぶ。
共に作り、共に食べるということ。

インドのシク教寺院で毎日10万食のカレーが無償で振る舞われていることを扱ったドキュメンタリー。

この場所では一箇所で食材の調達→加工・調
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あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)

3.8

リメイク版を見るかどうか決めるのも兼ねて鑑賞。

下ネタと笑いと初恋が本当にいい感じにミックスしていて好き。
所々に、日本のカルチャー(AVにアニメ)が出てくる。
地下の格闘技戦でデンプシーロール出て
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.8

めっちゃ「豚小屋の豚」が読みたくなる。
観終わった後、書店で思わず探してしまった。
彼が最後どんな結末を書いたのか、それを書いてなぜ涙したのか、めちゃくちゃ気になる。

平手友梨奈の響はヒーローすぎて
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泣き虫しょったんの奇跡(2018年製作の映画)

3.6

豊田利晃って戦い自体っていうより、そこに向かっていく部分が好きなんだろうな。
将棋の対局自体よりその前の駒を並べるシーンが印象に残る。

ひとつひとつの要素がやや薄味な感はあるけれど、全部ちゃんと味が
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

2.0

昔は明るい!現代は暗い!みたいな押し付けでうんざり。
他もなんか全部テンプレって感じ。そういう記号化はもういいよ。
それで最後はお金で解決だ。お金は偉大だけど、あんなにぽこぽこ解決されたら興も削がれる
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累 かさね(2018年製作の映画)

2.8

「寝ても覚めても」も「きみの鳥はうたえる」も公開がまだ先の地方民なので、不貞腐れてしばらく映画を見ないでいたんですが、映画館に行きたいお化けになってしまったので、今週の新作を見に行くことに。

土屋太
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ラストウィーク・オブ・サマー(2017年製作の映画)

2.4

夢のような一夜から悪夢のようなサイコメンヘラスリラーに。

とはいえ、最後で誤魔化したつもりかもしれないが、男もクソ野郎だからな。
まぁ、あんなスポーツカーの美女がパーティー抜け出さないって言ってきた
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少年(1969年製作の映画)

4.0

チビがくそかわいい。

一秒も楽しそうじゃないロードムービー。
とはいえ、チビには楽しい旅だったのかもしれない……。
父親の身体にも刻まれた傷。とはいえ、それを息子にも要求するのもおかしな話。
この後
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

4.5

これは実は主人公はお母さんなのでは・・・、という気持ちにさせられるラスト。

この映画の母親は、父性の欠如というか家庭を顧みない(そのくせ要求だけ一人前の)父親と、ふたりの子どもとも上手くコミュニケー
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スウィートホーム(1989年製作の映画)

3.1

伊丹十三と黒沢清が喧嘩した作品。

どんなとんでも作品なのかと思ったら、喧嘩したとはいえさすが巨匠ふたりの作品だけあって面白い。(作家性的には伊丹十三色の方が強そう)
闇が襲ってくるという入口はすごく
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ピエロの赤い鼻(2003年製作の映画)

3.4

嫌だ、と思いながらも出だしの父ちゃんをちゃんと見てる子どもが偉い。

なんか想像してたのとは違ったけれど、着地はいいお話。
ドイツ人のピエロの兵士とジェルビエ夫妻がかっこいい。
それに比べて、主人公の
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テイク8(2015年製作の映画)

-

面白いけど、やや記号的なキャラクター配置によってしまったなーという印象。
短編だから仕方ないとも思うけど。

何だかんだ待ってあげるスタッフが一番いい人。僕はこういう意味不明な事情で撮影押してる時、く
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ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

4.3

はじめに愛ありき。人間が人間を愛するということからはじまる映画だからこそ、人間の生命がお金のために脅かされていることへの怒りがよりドラマチックになる。

主人公であるジャスティンとその妻のテッサに寄り
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県警対組織暴力(1975年製作の映画)

4.0

すげかった。
「俺は俺の旗振ってんだ!」

文太の台詞も松方弘樹の台詞も痺れる。
戦争を知っている世代だからこそ出る、みんな何かしら法を犯して生きているというこの上ない実感。
政治家も警察もどいつもこ
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抱きたいカンケイ(2011年製作の映画)

3.8

セフレだったのに好きになっちゃうって話。

これがPG12!!???というくらい序盤はエッチい感じだったけど、後半はちゃんとラブコメって感じだった。何はともあれ、エッチいナタリー・ポートマンとか最高だ
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13 ラブ 30 サーティン・ラブ・サーティ(2004年製作の映画)

3.6

30歳うんぬんの前にタイムリープした間のジェナ、性根がやばすぎだろ!!

13歳の女の子がいきなり30歳になるというお話。
基本的にハッピーなのだが、意外とビターな部分もあって、30歳になってしまった
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.7

止められないからこそああなるしかなかったんだろうな、と。(ネタバレに敏感)
彼女が決断できなかったのは、やっぱり若松孝二の映画の台詞が引っかかっていたのか。

劇場公開前の作品のレビューはネタバレに特
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心魔師(2018年製作の映画)

3.5

冒頭から10分の導入部分が白眉。
美術がすごく良い。和風な療養所に仰々しい座敷牢。

後半の部分でスリルやミステリーをもっと煽れれば傑作になっていたかも・・・

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)(2007年製作の映画)

4.1

謎理論が次から次へと展開されていくのを半笑いで見たいんだけど、そんなことしたら「総括」されそうで謎に怯えてしまうという映画だった。

最初、「総括」はするものだったのに、させられるものになって、最終的
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壬生義士伝(2002年製作の映画)

3.0

中井貴一、佐藤浩市、更には若い日の堺雅人らでぐいぐい引っ張る新撰組パートは非常に魅力的。
特に中井貴一演じる貫一郎の掴めなさは魅力的。

ただ、後半45分程(貫一郎の寄りの長ゼリフから)がまるまる要ら
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トカレフ(1994年製作の映画)

4.0

ハードボイルドな復讐劇。めっちゃカッコいい。

あらぬところに人生の転機というのがあって、死は不意に訪れる。
大和武士の声、佐藤浩市の沈黙。そして、交錯する視線。

死ぬほど警察が無能。

雪に願うこと(2005年製作の映画)

4.3

名前しか知らなかったばんえい競馬に終盤手に汗を握らせられる。
白い息や湯気が映しだす生命の証、体温の証。
消えたり現れたりするということができれば実は僕らの人生はものすごく生き易くなるに違いない。
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天使のはらわた 赤い教室(1979年製作の映画)

3.8

性が売り物になってしまうことの悲哀。
それをロマンポルノでやってしまうこと。
雨とどぎつい赤の照明がとにかく似合う。

身体では決して埋められない心の孤独と向き合う時、身体を写す水面が揺らぐ。

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.0

大好き。

突っ込みどころは色々あるだろうけど、25年というもう後戻りできない年数だからこそ、このお話には深みが出ると思う。

これが「ルーム」のジャック坊やのような幼児であれば、世界はおそらくどんど
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美味しんぼ(1996年製作の映画)

3.7

「煮豆ーー!」

佐藤浩市と三國連太郎が親子をやってるというだけでインパクトがあるのだが、加えて三國が父親観まで語ってしまうのだからたまらない。
そして、僅かワンシーンで映画の印象を決定づける樹木希林
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.1

おっぱい映画であることは言うまでもないが、それ以上に「探求」の素晴らしさも感じた映画だった。
そして、新しい発見にも満ち溢れた映画だった。(ウォーターサーバーに偶に起こるボコンとなるやつが、あんなに魅
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Rain Town(2011年製作の映画)

-

他と一線を画す作画だけど、都市の作り込み方は「ペンギン・ハイウェイ」に通じるものがある。(僕的にはこちらの方が好み)

根底に水への畏怖みたいなのがあるんじゃないか。

陽なたのアオシグレ(2013年製作の映画)

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鳥に乗って空を飛んで行くシーンでスピッツを流せる時点で勝ってる。

屋上のパンツシーンはちょっとクドい。パンツは一回でいい。

フミコの告白(2009年製作の映画)

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「時かけ」で坂道を走り下りた少女はもはや坂道(?)を飛び落ちていくというところが面白かった。

というか、この監督飛ぶの好きだろ。
パンツが丸見えすぎてもはや逆に下心を感じない。

FASTENING DAYS(2014年製作の映画)

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本当のヒーローは孤独なものだ。

疾走感とYKKのプロモーションを掛け合わせるとこれ以上ない正解のように思える。

なんか色んなポリコレへの配慮が見られるな、と思った矢先で、顔面にブラが押しつけられる
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

面白かったし、映画館でみんなで笑うという経験はとても楽しい。
前半のギリギリありそうなラインのつまらなさと、後半のただの種明かしでは終わらない笑わせ方。
個人的にはすごく繊細なハゲのおじさんが特にツボ
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