こいつらが家族で、行き過ぎた信仰心を持ってて、それ故に村から追放され、新天地を探し、見つけ、住むまでを5分でやる。全然やれてない。画づくりが優先されて話がぼやける。
ババアのケツとヤギは良かった。
終盤の飛び込みとかキマッてるけど、余計な意味が付随しちゃってタルい。雪はよっぽど気に入ってるのか何回も見せてた。
新聞を読ませるという山場が気に入らない。
洗面台で足を洗うスローとか、女が足で鉛筆をつかんで男がその足にキスするラブシーンとか、ちょっとよくわからん感覚。湖面に足をつけるロングショットはアリだと思う。
濡れた路面にヘッドライトの圧倒的な光量。親父の首を絞めるシーンの照明の変化とかおもろい。オモチャみたいにベコベコ膨らんで元どおり。どうやって撮ってるんだろう。
裸足の横移動とか、丘の上の決闘とか良いと思った。常に木が揺れてる。
開け放たれたドア。トイレのドアまで全開。よっぽど縦の構図がつくりたいんだろう。それだけの意図しか感じない。ドアの使い方を知らない。
家の中でひたすらぶっ飛ばされる。
ちょっと音が強すぎる。
覆面だったり、顔が真っ赤になったり、傷ができたり、髪染めたり。顔面接写の連続でも顔に変化があるのでまだ見れる。
ノイズ混じりでボケボケの画はいかがわしい。
定食屋のカメラワークが印象的。最初の飲み屋からスイカ、スパゲティなど、佐藤健は実際は何も口にしていないように見える。
また土屋太鳳と路面電車が。
冒頭の長回しカーチェイスとかなにも撮れてないし、女の求愛ダンスも顔しか撮れてない。そもそも復讐の標的となる奴らの悪行が画面上にはなにも映ってないに等しい。そんな復讐譚ノレるはずがない。
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自分が撮れるものと撮れないものがハッキリしてる。撮れないものは撮らない。撮れるものだけをツギハギ。ただしそれらが実際にちゃんと撮れているとは限らない。食卓とか制服とか。雑。
モンキーレンチ殴打、頭蓋骨陥没からエスカレートしていくかと思いきや。恐怖心が狂気に変化していく過程をちょっと丁寧にやろうとして失敗。