さわDさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

さわD

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朝が来る(2020年製作の映画)

4.2

2人の母の視点から描かれる養子縁組。永作博美と蒔田彩珠の芝居が圧巻。
日本人ってどこか伝統的な家族感に縛られがちだけど、家族のカタチも幸せのカタチも違っていい。

引っ越し大名!(2019年製作の映画)

2.5

ポップで軽い感じが心地よく見られた。簡単に進んでしまう感じが、ちょっと物足りないけど。もうちょい引っ越しで苦労してもいいのかなとも思う。
8千両返したのか気になってしまった。

AWAKE(2019年製作の映画)

3.0

負けたくないという気持ち、勝負に徹することに大切さ、その上で相手をリスペクトすること。負けず嫌いでいることって本当に大事。

タイトル、拒絶(2019年製作の映画)

4.0

淀みの中で生きていく女性たち。痛みを伴わずには生きられない。人はあんなに気持ちの悪い笑顔が出来るのだなと。

街の上で(2019年製作の映画)

4.0

長回しで、役者同士が織りなす空気感が最高な作品。みんなちょっとだけ不器用な生き方が、なんとなーく共感してしまう。

彼女(2021年製作の映画)

3.5

長回しの緊張感もよかったし、中途半端なサイズの画がなくて、引きを多用してアップのカットを印象的にしていたのも良い。セックスシーンも長いが、ちゃんと意味のあるものにしていた。
レイが男を殺せたのは、今な
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14歳の栞(2021年製作の映画)

4.5

とにかく被写体への愛に溢れた作品でした。
だからこそ35人みんな魅力的なのだなと思う。

ホワイトデーの告白であそこまで撮れるって相当な信頼関係が築けてるのだなと。監督も嬉しくなって気合い入れて撮った
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迷子になった拳(2020年製作の映画)

2.0

題材や人物たちは熱のある魅力的な人たちなのに、正直、作り手の熱意は感じなかった。目の前で起きた出来事を、ただ並べただけのカタログ的な作りになっちゃてるなと。

使ってる機材がポンコツなのか、音声が悪す
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

夫の思い出を詰め込みながらノマドをするという事は、彼女なりに心の整理をしていく作業だったのかなと思う。
愛車というホームがあって自由にどこへでも行ける姿に、ちょっとだけ羨ましいなとも。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.8

これは理解しようとしても無理。
考えずに感じるのみ。
ただアニメ技術の進化をみると、この時代にエヴァが終われた事に感謝だなと思う。一瞬たりとも飽きさせない画のこだわりを感じた。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

人間とはかくも汚濁にまみれているものか、人間とはかくもピュアなるものか、何とうさんくさいものか、何と助平なものか、何と優しいものか、何と弱々しいものか、人間とは何と滑稽なものなのかという今村昌平の言葉>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

変わりゆく町で、変わらずに煙を吐き出し続ける煙突がシンボルになってて印象的。
家族のいなかった男に、家族が出来て、家族に捨てられる物語。せつない。

ステージ・マザー(2020年製作の映画)

3.5

Filmarks試写会にて視聴。保守的な家庭を逃げ出し、レインボーの旗がこれでもかとあるカリフォルニアで暮らす。最近の作品にはカミングアウトしたLGBTQが良い意味で何気なく登場するけど、こういう姿も>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.5

レディバードの痛々しい感じは、なんとなく身に覚えもあって、うぅぅとなる。嫌だなと思ってた生活が、離れてみると実はめちゃ愛おしいものなんだよな。

ボーイズ’ン・ザ・フッド(1991年製作の映画)

4.0

黒人が黒人を蔑む言葉に、やっぱり人間ってこんなもんだよなーと。環境が人に与える影響は大きい。

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

人生は七転び八起きということですか。城定演出はさすがです。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

限られたシチュエーションで、アングルも同じものが続くが、画の構成は絵画のよう。ストーリーは単純だけど人間の機微をうまく描いていた。ラストにかけての演出は最高でした。

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.0

ピュアで居続けることは難しく、だからこそ彼女を応援したくなるし報われてほしいと願ってしまう。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

時代によってカッコよさの価値観は違う。
小さな町の小さな世界がすべてだった時代を上手く切り取っていた。

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

4.2

セルフドキュメンタリーだからこそ撮れる表情や言葉が良い。人種、貧困、暴力、家族、寂れていく町、色んな問題から逃げたり向き合ったりしながら成長していく物語。スケボーが救いとなっていた。

れいこいるか(2019年製作の映画)

4.5

変わっていくこと、変わらないものを丁寧に描いていて胸にくるものがあった。勃たないという言葉に、時間の重みを感じる良い映画。