時たまうるっときた、迫力というか、音を映像に、という気持ちがよく伝わる映画だった。
よりサスペンス寄りの作品。ユーモアの足りなさが目立つ。ただ、アルパチーノが古畑すぎて良い。
ノーランの中でも飛び抜けてスタイリッシュで無駄のない作品。レザボアを鑑賞した時と同じ気分。メメントと同じくらい好き。ノーラン辿っていると、やはり可愛いなあと思う。初期のノーランがやっぱ好きです。
集団社会における暴力は復讐を生み、連鎖していく暴力を創る。そこから逸脱するには、何処かで後ろ向きにならなければならず、真っ向から向き合う儀式によって断たれる。逃げて、逃げて、逃げ続ければ終わらない暴力>>続きを読む
散りばめられた地雷のなかに、踏まれていない地雷と踏まれても発動していない地雷がいくつか取り残されている。
“暗”でしかない暗喩、表現として昇華するにはもっと壮大な尺が必要じゃないかと
余韻の使い方が素晴らしい。
シーンごとの明確なコントラスト、抜け感、映像構成も秀逸。
悪は存在しなかったのか。
そもそも、善が存在するのかも怪しい。
面倒臭い人間による面倒臭いラブストーリー
現代恋愛の代弁なのかなと思う。