もちーりさんの映画レビュー・感想・評価

もちーり

もちーり

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

絶対にIMAXですさまじい没入感と映像美を体験すべき作品

Part1は文学的で芸術映画の色が強く、謎な設定や登場人物の多さ、話の展開の遅さなどでまずまずの感想だったが、Part2はアクション映画へと
>>続きを読む

メゾン ある娼館の記憶(2011年製作の映画)

3.5

美術と衣装と美しい体を楽しむ芸術映画

大変に美しくて退廃的、そして少し怖い
美しい裸達が惜しげもなくどんどん出てくる
けれど、絡みの性描写はあまり多くないので女性でも見やすい

インテリアや装飾に東
>>続きを読む

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.0

バレエは天に浮かび、コンテンポラリーは地面を掴む

コンテンポラリーダンスについて理解が薄かった自分は本作を鑑賞してコンテンポラリーを劇場で実際に見てみたくなった
主人公の鍛えられた美しい身体とエモー
>>続きを読む

マックイーン:モードの反逆児(2018年製作の映画)

4.5

素晴らしいドキュメンタリー

マックイーンのような鬼才を見るといつも思うことがある
神に与えられた才能があまりにも大きすぎて、本来の自身の器から溢れてコントロール下から外れてしまうのではないか
与えら
>>続きを読む

バスキア(1996年製作の映画)

3.7

以前バスキア展に足を運んだが、あまり理解が出来なかった私は本作を見つけ、彼の作品への理解を深めることが出来ないかと期待を込めて鑑賞

作品への理解は結局出来ず仕舞いだったが、本作を通して彼の退廃的で狂
>>続きを読む

メットガラ ドレスをまとった美術館(2016年製作の映画)

5.0

クチュールが好きで何気なく見たら近年で一番のドキュメンタリーに!

その年のテーマは「鏡の中の中国」
まさかのウォンカーウェイ監督が演出を務めているとは!
シノワズリー、ガリアーノ、ウォンカーウェイ!
>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.7

脳筋監督の『主人公のHPだけ10倍にして、思いつく限りのアクション全部やったろ!』な映画

ジョンが劇中で真顔か引き気味の顔の2パターンしか表情変化がないと感じたのは自分だけだろうか

全知視点で真上
>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.0

人気のスパイ小説作家が本物のスパイに巻き込まれて、自分を取り戻す映画

猫がかわいい以外あまり面白さが見出せなかった

前半の突拍子も無い設定にはついていけず、二転三転で明かされる真相はありきたりで、
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

時折木漏れ日を見た時に感じる微かな高揚感、みんなも感じてたのか

『吾唯知足』足りるを知るということ、最近この言葉を心に留めながら生きてる自分には大変響いた作品だった。
まだまだ人間が出来ていない自分
>>続きを読む

ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.6

前作からのスケール拡大で、近年稀に見る中ニ病映画へ

今作でキアヌリーブスがまた中ニ病の神にリバイバルしたのでは

雑感が増して色々突っ込みどころが満載だが
待ちかねてた犬の大活躍が見れただけでもう満
>>続きを読む

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

3.6

今度はいきなり家を焼かれるジョン!踏んだり蹴ったりだ

毎度みんなのあからさまで分かりやすい死亡フラグには笑ってしまう

しかし、銃の連射音が多すぎるせいかアクションシーンが少し長く感じ、耳が疲れた
>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.7

殺し屋が愛車と愛犬をやられて復讐した後、新しい犬を得る映画

かっこいいアクションにマリリンマンソンはなかなかの選曲で爽快感がすごい
綺麗な街並みと大胆なインテリアも見ていて気持ちがいい

それにして
>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

1.2

出来の悪いAIが生成した脚本をそのまま映画にしたような作品。

大量のオマージュ、乱立する伏線、意味深なメタファー、ミスリードを誘う演出
難解さを出すだけ出して、あとは観客に丸投げ!という乱暴な姿勢が
>>続きを読む

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.7

こんなポップなカニバリズムは初めて‼︎

テンポが良くサッと見れるところも良い

第9地区(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

エビの科学者親子はちゃんと帰れたかな
無事辿り着いて欲しい

設定も展開もリアルに感じられた
その後が気になる終わり方も良く、盛りだくさんなのに全体的にまとめられている

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

3.6

映像美‼︎

最初の山羊はどうやって檻の向こうまですり抜けたのか

俺たち ポップスター(2016年製作の映画)

3.8

Fuck Bin Radinで椅子からずり落ちそうになった

くだらないことを最高に演出している映画
豪華スターの無駄遣いがすごい!
次は誰が出てくるの?で終始ワクワクして目が離せなかった

色々書き
>>続きを読む

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

4.0

ギャッツビーの華麗なる表の顔と憐憫なる裏の顔を描いた美しく哀しい物語。

デイジーの意志の弱さと人でなし具合に眩暈を起こしそうになるが、それも気にならない程に美術がいい!美術が良すぎる!

本劇のテー
>>続きを読む

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.7

『もうこのまま死んだっていいな、クレム。ただ幸だ』

エモの代名詞のような一本

記憶を消してもまた出会い互いに惹かれ合ってしまう
うまくいかなくなることを理屈で分かっても『いいよね』という最後の会話
>>続きを読む

アウトフィット(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

全てハイセンスなのに、刺青の絵柄だけ中学生だ

少ない登場人物達が密室で会話を繰り広げていく舞台劇のような映画

本当はどっち?が頭の中を駆け巡り、最後まで予想を裏切ってくる

マークライランスの繊細
>>続きを読む

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.7

開幕から猛スピードでウェスアンダーソンの世界を駆け巡るゴンドラに乗せられる感覚!
振り落とされないように必死にしがみつく!

素敵な背景やインテリアとストーリーのどちらに意識を集中していいか迷っていた
>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

3.7

パワー、家族、愛、そしてパワー!!

何も考えずにポップコーンを抱えながらベタなストーリーと綺麗な映像を堪能する映画

悪役海賊のセリフが毎回少しダサくて面白い

途中のサハラからの移動に二人は何故船
>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.4

女三人の三角関係、どれにも共感は出来ない。

女優の美しいさと衣装と美術を楽しむ映画。
対してストーリーの印象は薄い。

たまに面白いヅラ達

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

目は楽しませて、心は苦しめる。
極限にお下劣な話しを極限に美しい美術で魅せる映画。

性描写の多さに後半は胸焼けを起こす。
直後は人間の気持ち悪さに嫌悪感を抱いてしまうので、初デートで見るのは絶対おす
>>続きを読む

>|