美術と衣装と美しい体を楽しむ芸術映画
大変に美しくて退廃的、そして少し怖い
美しい裸達が惜しげもなくどんどん出てくる
けれど、絡みの性描写はあまり多くないので女性でも見やすい
インテリアや装飾に東洋を感じられるものが沢山散りばめられており、シノワズリーが大好きな私には眼福であった
ベルベットのソファやカーテンはどうしてあんなに情緒的で美しいのだろう
全体的にストーリーはあまりはっきりしていないけれど、馴染みがないこの時代の娼婦の生態を覗けたのは興味深く、また現代と比較した最後のカットも良い
本作の雰囲気が好きなら同監督が撮っている『サンローラン』もまた違った美しさがあるので一見の価値あり!