アイルランドの貧困街のむせかえるような湿気と糞尿の臭いが伝わってくる。
今で言うアルコール依存症の父親がどうしようもない。
息子フランクは、父のことを三位一体だと説明する。
面白おかしく作り話を語っ>>続きを読む
ひとりアンコールワットしちゃう頑固な芸術家。
無口で感情表現が不器用な男だが、宮殿を中心にして他者との関係性が築かれてゆく。
最初は周囲に奇人扱いされていたのが、段々と彼に敬意を表すようになる。
人>>続きを読む
「二度は観たくないが一度は観る価値のある映画」
「3時間ぶっ続けの地獄」
と事前にレビューで知ってはいました。
実際鑑賞してみて評判通りで、弱者に次々と降りかかる暴力の痛みに、無垢な主人公と一体化し>>続きを読む
トラウマになる映像体験。
グロ描写の追求は劇場版ならでは。ストーリーに救いはなく観賞後は鬱屈とした気持ちになるしシンジ君のようにずっと体育座りしていたくなる。人類絶滅の様子をこんな風に地球規模で描き切>>続きを読む
フェミニストであるエマワトソンが、19世紀的価値観を生きる女性を演じていることが最初は不思議だったけれど、彼女のフェミニズムとは女性にも対等な選択肢があることなのだな。エマの役柄からそのメッセージが伝>>続きを読む
異文化カップルの物語のようで、不変的な恋人同士のぶつかり合いと家族の交流の物語。
ふたりの衝突のきっかけこそ文化だったけど、お互いの家庭の事情とかで誰にでも起こりうるテーマかと。
付き合い始めが2人>>続きを読む
他の人のコメントにもある通り、序盤〜中盤までは名作といわれる理由がよく分からない単調さが続く。
しかしクライマックスに向けて緊張感が高まり引き込まれてゆく。
たとえ捕虜の身に堕ちても兵士としてのプラ>>続きを読む
アイリーンの凄まじい形相。演技であれほどの憎しみと怒りを込められるのか…シャーリーズ・セロンには度肝を抜かれた。美をかなぐり捨ててアイリーンに憑依していて圧巻。美しい女優さんが一体アイリーンに何を思っ>>続きを読む
忘れたくても、思い出せない。
撮影方法や美術もユニークで記憶の世界を一緒に泳ぐ感覚。さすがミシェルゴンドリーさん。最後に色々謎が解けた。
カップルで観るとたぶん結婚したくなくなる映画🎬
折り返し地点あたりでどんでん返しがあります。キャラクターへの感情が善悪ひっくり返るので衝撃的です。
オウムの静かな「聖人」達のことは放っておいてあげて…と感情移入してしまう。
現世を捨て来世への悟りに籠る信者に対し、「世間」は「社会で生きる責任」を追及する。その埋められない溝。
連帯責任を求める世論>>続きを読む