YukoKさんの映画レビュー・感想・評価

YukoK

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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.5

夢のような幻のような、嵐のような100分。何を見せられたんだろうか。劇場にいるのにここまで没入できず、スクリーンと距離を置いて「これは映画だから」と言い聞かせながら観る映画もなかなか無い。シーン1つ1>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.0


自粛開け、映画館での鑑賞2本目。
コピーにもあるように、まさに「圧倒的な熱量を体感」できる映画。三島由紀夫のことは作品を通してしか知らないし、その作品もほんの一部しか読んだことがないけれど、こうも熱
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりの映画館、それだけで感極まる。ずっと公開を心待ちにしていたから、上映してくれてよかった…!
溶けるような、揺れるオープニングから引き込まれる。映像があまりにも綺麗。ドランの描く「家族」が好き。
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

新年2作目。パラサイトから一週間後、まだまだ記憶が色濃く残るうちに鑑賞。序盤、FC契約をしているシーンからすでに絶望が止まらない。休みなく働き続けても少しのミス(しかも必ずしも自分要因じゃない)で叱責>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

「誰よりも自分を信じ疑え」
加計学園問題や前川喜平氏のスキャンダル、山口敬之氏が不起訴となったことなど、リアルなトピックをモチーフにしつつ、想定よりも政権批判の色はかなり薄かった。時事に疎くても、ひと
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記者たち~衝撃と畏怖の真実~(2017年製作の映画)

4.2

「バイス」と合わせて鑑賞。
情報に対してそれは真実か?と常に問うこと。発信者の意図を汲むこと。同時に「基地のある街に読者がいる」「我が子を戦場に送る者の味方になる」ーー自分が発する情報の向こう側にいる
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バイス(2018年製作の映画)

4.8

とにかく面白い、飽きさせない。社会問題とコメディーの融合とも評価されているけれどまさしくその通りで、笑いの合間にシリアスな問題提起を織り交ぜてくる。
映像の切り替えによる適度なテンポ、緊張感とコメディ
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運び屋(2018年製作の映画)

3.0

タイトルとは裏腹に大きなトラブルや派手な殺し合いもなく、淡々と進んでいく。車を止められて職務質問を受けたり、麻薬取締官が同じモーテルに泊まったりするシーンはややハラハラするけど、総じて落ち着いて観られ>>続きを読む

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.5

ストーリーは予習していったけど、それでもずっとハラハラしていた。とにかくすごい映画。直視したくない、と感じる瞬間がいくつもあった。これが映画でよかった。こんな現実、とても救いきれない。でもきっと世界の>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

イタリア系の白人、トニーと黒人ピアニスト、ドクのロードムービー。トニーが運転手兼マネージャーを引き受けて、アメリカ南部をコンサートツアーで巡る8週間。コンサート会場はいつでもどこでも満員で、演奏後には>>続きを読む

ジュリアン(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりのフランス映画。
派手な色使いやカメラワークもなく、音楽もなく、服装もメイクもナチュラル、良い意味で後味の悪い終わり方。映画という表現手法をとっただけであくまでも日常、リアルを切り取ったに過ぎ
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.8

予告編に惹かれて鑑賞。原作未読。
新田と山岸という2人の職業人のプロ意識がひたすらぶつかり合っていた。。
お客様の安全安心を第一とするホテルマンと、犯罪を未然に防ぎ犯人を逮捕することを第一とする刑事。
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.0

2018年ラスト映画。
Queenについては有名どころを数曲知っている程度であまり詳しくなかったけれど、前評判があまりにも良いので見に行ったら最高に楽しめた!
印象的なシーンはたくさんあるけど一番はや
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

映画館と機内で計2回鑑賞。
オープニングだけでも元取れるくらい大好き。最初と最後、中盤にも出てくるサーカスのシーンは思いっきり派手で爽快。映像も綺麗だし音楽も耳に残る。
ストーリーは作り込みがやや浅く
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.5

原作を読んでから鑑賞。原作の世界観も大好きだけど、映像も映像で良さがある。
ヨシカの気分の浮き沈みがわかりやすい。イチとの飲み会に向かう道中、すれ違う人みんなに祝福される浮かれ気分から一転、名前を覚え
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

最近は落ち着いた映画ばかり観ていたので、驚くほどのスピード感。最初から最後まで全く気が抜けず、走り抜けた感覚。予想外の結末に、観終わってもしばらく余韻に浸っていた。
とにかくスローンが格好いい。ロジカ
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お嬢さん(2016年製作の映画)

3.0

長い。でも全く飽きさせないどころかどんどん引き込ませるのがすごい。3部に分かれていて、最初はよくわからない部分もあるけど、最後には回収される。緻密に作り込まれてきて、きっと裏切られる。
秀子の透き通る
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アメリ(2001年製作の映画)

2.8

好きなフランス映画のひとつ。忘れた頃にふと見たくなる。たぶん初めて見たフランス映画で、 最初は掴み所のないまま終わってしまって理解に苦しんだけど、落ち着いた色彩の美しさだったり、どんな瞬間でも絵になる>>続きを読む

狂覗(2017年製作の映画)

3.8

女子高生の後ろ姿のポスターと、宮台真司の「この『学校』は、我々が生きる〈クソ社会〉のメタファーなのだ。」との推薦コメントに惹かれて鑑賞。
かなり、かなり衝撃的。最初から最後までつきまとう、ひたすら不穏
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.0

いい評判は聞いていたものの、アニメには少し抵抗があってあまり手が伸びなかった。機内の映画にあったため鑑賞。
面白かった。展開が読めず、終始のめり込んだ。三葉、タキくんそれぞれのもどかしい感情、ジリジリ
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美女と野獣(2017年製作の映画)

3.8

日曜日の夕方、大型シネコンにもかかわらず満席ってすごい。
エマがとにかく美しくて、聡明で勇敢で意思の強いベルにはまっていた。最初のbonjourの曲や、ガストンの曲、後半村民全員で城に攻め込むシーンな
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『知事抹殺』の真実(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この事件当時のことは記憶にないけれど、諸事情により後から勉強することになり、原作も読了。
後半に出てくる、支援者?の集会。「私の人生、間違っていなかった」という佐藤栄佐久元知事の一言に救われる。その後
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午後8時の訪問者(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

あの日あの時だけベルに出なかった後悔と贖罪意識があるとはいえ、ジェニーの意志の強さと行動力にただ敬服。医師の多忙な仕事もしっかりこなし患者と誠実に向き合いながら。
ラスト、黒人が偽造書類で売春させられ
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残されし大地(2016年製作の映画)

2.5

全体を通して、静かで、淡々としている。鳥が鳴いて、人が話して、笑って、あくまでも日常、あくまでも自然。声高に主張することは全くないのに、監督とフクシマに住み続ける人達の原発に対するメッセージをひしひし>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

2.8

ハッピーな映画。いい歌ばかりで、観終わったら自分も歌いたくなるような、カラオケに行きたくなるような。笑 特にストーリーが面白いとか、演技に惹かれるとかはないけれど。

サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.0

言わずと知れた名作。一回は見ておくべき。名曲ばかりだし、子供たちが一人一人可愛いし、少しレトロに感じられる映像がまた良い。ミュージカル映画によくある、ただハッピーな話ではなく、WWⅡを絡めるなどリアリ>>続きを読む

マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

4.0

ハッピーになれるミュージカル映画。どのナンバーもすごく好きだし、ストーリーも面白い。

世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)

2.0

原作が好きな作品は、映画にするとやや落ちるなあという印象。長澤まさみが爽やかで綺麗。

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.5

ゆっくりしたいときに観たい作品のひとつ。夜のパリ、本当にたまらない。ストーリーとしてはややありふれている感じがしなくもないけど、台詞もウィットが効いているし、穏やかだけど飽きることなく楽しく観られる。

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.5

映画館で観て、すごく好きな作品だったので数年置いてDVDでも。全体的に映像が綺麗。美術品とか絵とかも見応えある。ストーリーも面白い。なんとなーく読める部分もあったけれど、最後まで楽しめた。最後がちょっ>>続きを読む

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

3.5

沢尻エリカファンとして観ておかなければいけない作品。蜷川実花監督ということで、「らしさ」がすごく出ていた。衣装もセットも、とにかく色彩がすっごく綺麗で蜷川実花ワールドが好きな人にはたまらないと思う。沢>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.8

前評判が良かったので期待値高めで観に行ったけど、裏切らない良さ!音楽も映像もストーリーも、全部楽しめた。冒頭で心掴まれる、ミュージカル映画はこう来なくちゃ!という感じ。空の色や服の色など、映像も綺麗で>>続きを読む

RENT/レント(2005年製作の映画)

4.8

冒頭のseasons of loveで一気に心持っていかれるし十分満たされる。ミュージカル映画にありがちなジャズ調じゃなく、ポップな曲がほとんどだけど、どれも好き。登場人物が魅力的。

さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

1.5

TSUTAYAでおすすめされていたので借りてみたけど、うーーーん。あまり残らないストーリーだった。前田敦子の演技力はよかった。AKB時代よりずっと推せる。

イニシエーション・ラブ(2015年製作の映画)

2.5

映画化は難しいだろうと思っていたけど、案の定正直原作ほどの面白さはなかった。あっちゃんはかわいい。

モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由(2015年製作の映画)

3.5

2017.4.2@恵比寿ガーデンシネマ
どうしても同性のトニーに共感してしまうから、全体的に苦しかった。ラブストーリーなのに綺麗じゃない。切ないというのも違う。こういうリアルさがフランス映画っぽい、な
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