mさんの映画レビュー・感想・評価

m

m

映画(27)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

時々、私は考える(2023年製作の映画)

4.0

最初はあまりにものんびりと進むので、
90分ちょっとしかないのに大丈夫??とこちらが不安になるほどだった。
フランのなにげない単調な生活を表しているのかなあと。
同時に、これから何かしらおもしろくなる
>>続きを読む

関心領域(2023年製作の映画)

4.6

体験型の現代アートのような、稀有な作品。
観たあとはどーっと疲れた。頭が。
なのにまた観たくなる。

ハッピー・ゴー・ラッキー(2007年製作の映画)

4.0

15年くらい前の作品で、すこし古いけれども、その古さがちょうどよくて、愛すべき作品だった。

イングランドの街並みや家の様子が
映し出されていて、
みていて癒された。
学校の先生の生活を描く映画は
>>続きを読む

アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.5

この映画で知ったこと
デンマークの飲酒年齢に制限なし(!)

デンマークの学校の雰囲気が新鮮だった。
マーティンの家の雰囲気もよかった。
大きい窓のある家、憧れる。

5年後は未知の世界
ただ今を生き
>>続きを読む

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.0

トーべ、ヴィヴィカ、アトス、
実際は恋愛が終わっても友人関係が続いていた、というのがいいなと思った。
ムーミンに全く詳しくないけれど大丈夫かな、と思っていたものの、
観たあとは、反対にムーミン好きな方
>>続きを読む

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.8

繰り返し、そしてきっと夏になったら
観たくなるんだろうな。

主人公が待合室でハリーポッターを
読んでいる場面が好きだった。
その他もたくさん好きなところがあったけれど、観ながらずっと笑ったり泣いたり
>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

4.3

胸が熱くなる作品、とはこのこと。
観てよかった。
エンドロールが静かなのに迫力あり。

オーディナリー・ラブ ありふれた愛の物語(2019年製作の映画)

4.5

控えめで派手さはない、
けれどもじんわりと忘れられない一作。
なにげない日常をゆったりと追うカメラ、
うつくしい景色、
なにより主演の2人の演技、
すべてが素晴らしいのひとこと...

この2人のよう
>>続きを読む

ドリスの恋愛妄想適齢期(2015年製作の映画)

4.5

親子ほども年の離れた青年に恋する、
60代の独身女性のお話。
でも実は恋はメインではなく、
彼女自身が成長し、一歩前に進もうとする話。

ドリスを演じるサリー・フィールド、
さすがの演技だった。
ユニ
>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.6

痺れて打ちのめされて、
スカッとしながらも
ずっと心に残るような、
衝撃の作品だった。

観てから知った、
アカデミー脚本賞は納得。
キャリー・マリガンがますます好きになりそう。

アダム・ブロディや
>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

5.0

ずっと泣きながら観ていた気がする。
終盤の、お父さんの歌とダンスの
シーンが特に印象的。
最近祖父を亡くしたのもあり、
おじいちゃんとの交流にも温かい気持ちになった。
近場ではもう上映されていないのが
>>続きを読む

ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

オリヴィア・コールマン主演なら間違いない、と思って観てみた。

感情を押し殺して笑顔の仮面をかぶる
そんな表情の作り方が秀逸。
不穏な雰囲気に最後まで引き込まれた。

ただ、人形のモチーフの意味が
>>続きを読む

ハリエット(2019年製作の映画)

2.7

驚くべき人物の伝記映画。

あっさりとした描き方や
それほど工夫が感じられない撮り方、
ギデオンという強烈な奴隷主の設定、
平たく言えば「観やすい」作品だと
感じたけれど、
こんな黒人女性が実在したこ
>>続きを読む

博士と狂人(2018年製作の映画)

2.6

あのOEDの誕生秘話…!

ということで興味はあったものの、
主演がメル・ギブソンとショーン・ペン?
ちょっと違和感があり、長らく忘れていた。

テーマも台詞も魅力的だったけれど、
詰め込みすぎだった
>>続きを読む

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.6

西部劇なのかと思っていたら
全然そんなことはなかった。

冒頭からずっと不穏な空気、
途中までは一体どんな話なのかわからないまま、とにかく緊張しながら観た。
ラストにはぞっとしたものの
それまでの伏線
>>続きを読む

アマンダと僕(2018年製作の映画)

2.8

Amazonプライムでの配信終了間際、
ということでなんとなく鑑賞。
子供と大人の話は良いなあ…。
なにげない日常を、優しい光のなかで
描いていたのが印象的だった。
「泣かないで」と言われても
とめど
>>続きを読む

パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)

2.7

パリの隣同士のアパートに住み
同じ店で買い物をしながらも
最後まで会うことのない男女のお話。

映画でもなかなかじっくり見ることのない
パリの街並みの景色が新鮮だった。

ふたりともそれぞれに問題を抱
>>続きを読む

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

4.5

公開当時(約10年前かな?)から気になっていたものの、チャンスがなかった作品。
観られてよかった…。

会話が少なめで、場面の切り取り方も
だれかの視線そのままのような、
素朴な感じ。
ゆったりと進む
>>続きを読む

ヒーズ・オール・ザット(2021年製作の映画)

3.5

タイトルからわかるように
『シーズ・オール・ザット』(1999)の
男女逆転バージョン。

あまり期待せずに観たら、
思いのほか楽しめた。
遊び心も満載。
『シーズ〜』で変身させられる
女子高生役がキ
>>続きを読む

EMMA エマ(2020年製作の映画)

2.5

遊び心あふれる、カラフルな世界。
シュールさを狙った演出が
ちょっと中途半端かな?と思ってしまう、
そんな場面がありつつも
全体としては楽しめた。

個人的には、素朴で地味なイギリス映画が
好きなので
>>続きを読む

しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.8

サリー・ホーキンスめあてに、
おすすめされて鑑賞。
優しさにあふれた映画だった…

イーサン・ホークが演じている
夫エヴェレットは、
はじめは暴力を振るったり、
いつでも追い出すと言ったりと、
どうし
>>続きを読む

ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

上映されていたときに気になっていたのに
観に行けずじまいだった作品。

戦時下のアイルランドの、小さな田舎町。
ただ心を通わせただけだったのに、
人の恨みを買い、その夫とも引き裂かれ、
40年間精神病
>>続きを読む

メイジーの瞳(2012年製作の映画)

4.5

前から名前だけは知っていて、
たまたま配信を知って鑑賞。

小さなメイジーの目線で
メイジーの見えるきらきらした世界が
映し出される。
けれども両親はけんかが絶えず、
親権を争い、離婚し、
パパはベビ
>>続きを読む

説きふせられて(2007年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

なんとなく再生したら、冒頭から
サリー・ホーキンスの控えめで
困ったような表情に魅了され、
最後まで目が離せなかった。

オースティンだし、最後は幸せに
終わるんでしょう、とわかっていても
2人がすれ
>>続きを読む