マシュー・ヴォーン(レイヤー・ケーキ、キック・アス、キングスマン)の新作とあっては見逃せない。でも最近のキングスマン・シリーズはいまいちなんだよなぁ…という危惧が当たってしまった。アクションシーンがお>>続きを読む
タイトル以外の情報ゼロで観に行って内容のヘビーさに衝撃を受ける。よくこんな地味な映画がアカデミー(脚本賞)取ったなぁ。音響の演出が凝りまくりで、夫が大音量で流すファンク・スカっぽいヤツの選曲センスとか>>続きを読む
「リチャード・ギアとかスーザン・サランドンとか出てくる喜劇」って情報しか入れてなかったので、冒頭の映画館のシーンで「おっ!ウィリアム・メイシー(個人的に好みなバイプレイヤー。ERとかセルラーとか)」っ>>続きを読む
イマイチ内容散漫だな、初期の作品っぽいな…と思って調べたらなんとサタンタンゴの次(2000年)だった。凄みを感じるシーンもいっぱいあったので「Not for me」ってことかな。ほとんど全編アフレコで>>続きを読む
結構な長尺(169分)を感じさせない傑作。でもこの良さは「人生後半」な人でなければイマイチ理解できないんじゃないかなぁ…10年前の自分に見せたら多分退屈してたような気がする。
西洋映画にありがちな出鱈>>続きを読む
「ケイコ 目を澄ませて」の監督作品と聞いてかなりハードル上げての鑑賞。良かった。最近観た「PERFECT DAYS」と同様、本当に悪い人や本当に汚い(いろんな意味で)事象が丁寧に排除された、ある意味フ>>続きを読む
思い出せないぐらい昔に映画館で衝撃を受けて以来、DVDも買って何度も観てたのにやっぱり最高にかっこいい。難を言えば微妙に音と映像がズレててちょっと気持ち悪い箇所があったぐらいかな。
うお、これ1984>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ちょっとずつ積み重なった感情が一気に表出したラストシーン、あやうく泣きそうになってしまった。泣かずに済んだのは絶妙なビターエンドのせいかな。周りは全部アイルランド語喋ってるのに頑なに英語しか使わない父>>続きを読む
面白かった。エログロっぽいので躊躇してたんだけど観に行って良かった。ウィレム・デフォー出てたせいかフォン・トリアーのニンフォマニアック(あれもいい映画だったなぁ)をずっと思い出してた。
このレビューはネタバレを含みます
えらく唐突な終わり方だな…と思った瞬間にプロローグに出てきた白骨死体のことを思い出して鳥肌立った。途中、のんびりした展開とあまりにも暗すぎる画面にちょっと寝落ちしちゃったのは事実だけど、これは凄い映画>>続きを読む
実にカウリスマキな映画で満足…っちゃ満足なんだけど途中ぐらいから「これってもうセルフコピーなんじゃないのかな?」という想いも。際立った個性というのは双刃の剣でもあるな。
あとチャイコフスキーの「悲愴」>>続きを読む
この映画は深いです…
結婚に恋愛が不可欠かどうかなんてわからないけれども、でもやっぱりいるんじゃないかな?という映画です。
うーん…
とりま後半のパキスタンのシーン楽しめたのでプラス3➕!
すごく良かったんだけど明らかに不要と思われるプロットも結構あったな。2時間弱にまとまってたらベターだったかも(実際は136分)。
BGM無しって選択が良くて自然音(特にキツツキ)と料理の音が映画を引き>>続きを読む
「まぁこんなもんかなぁ…」ぐらいな感じて中盤まで見てたんだけどゴジラのテーマが(満を持して…って感じで)鳴った瞬間に涙出てきてびっくりした。なんだこれ。
見た目から喋り方からがんばってバーンスタインに寄せてるんだけど、どこまでがんばってもそれは「物真似」でしかなくて「演技」とは別物。熱演すればするほど滑稽で白けてしまった。愛人エピソードとか奥さんの闘病>>続きを読む
夢落ち…というか後出しジャンケン(実はXXでした!)みたいな展開の連続で馬鹿らしくなってしまって途中寝落ち。エンディングでもやっぱり後出しの極みみたいなことやってて苦笑した。あとやたらと無意味に人が死>>続きを読む
冒頭、ノマドが空からスキャンするシーンのあたりはワクワクしたんだけどそこがピークだったかも。ストーリーがとっ散らかってて白けちゃう感じ。渡辺謙のキャラとかブレまくりだし。エンドロールで流れる「月の光」>>続きを読む
珍しくケイト・ブランシェットが普通の主婦の役やるのかな?と思ったらやっぱり全然普通じゃなくてフフってなった。
この監督(リチャード・リンクレイター)の「6才のボクが、大人になるまで。」が好きだったんだ>>続きを読む
「ダンスをする俳優じゃなくて演技ができるダンサー」をチョイスした監督のリアリティへのこだわりは細部まで行き渡っているようで、劇中の演奏シーンは多分全部実際に演奏しているし(最後のコンテンポラリーダンス>>続きを読む
予告編の印象が「グランツーリスモ(ゲーム)の宣伝映画」だったので敬遠してたんだけど意外に周囲の評判がいいので観に行った。確かにテンポがさくさくで飽きさせないし、主人公の両親役の役者さんがめっちゃ良くて>>続きを読む
部内で室内楽グループ作って予選→アンサンブルコンテストに出場する代表チームを決める、って胸アツなあらすじ聞いてわくわくして観に行ったのにあんまり演奏シーンなくてがっかり。「ライヒャの6つのトリオ」(ホ>>続きを読む
これは…メタ構造複雑過ぎてもう一回観ないとよくわからないな。とりあえずウェス・アンダーソン印の色彩世界は満喫できたので良しとする。エイリアン可愛かったし。バービー観たばっかりだったのでマーゴット・ロビ>>続きを読む
噴飯物(←こんな古臭い言葉が自分の語彙にまだあったことに驚き)。俗な選曲もテキトーな弾き真似も許容範囲だけど最後のダブル指揮者だけは絶対にあり得ない。
予告編の印象でこれは観なくていいかなと思ってたけど(「バーベンハイマー」は関係なく。というか早くオッペンハイマー公開してください)意外にネット上での評判がいいので鑑賞。内容は…予告編の印象通り。
同じトム・クルーズなのにトップガンの方はつまらなくてMIは楽しめちゃうのは何だろう…やはり危険なスタントを自分でやっちゃうあたりの「やる気」の問題なのかな。最後の車両落下のシーン、普通だったら(例えば>>続きを読む
心が「しん」とするような静謐な作品。実際、ここまで役者さんが無言でいる時間の長い映画もなかなか無いのでは。セリフが少ない分、舞台の花卉農家の華やかなビジュアルが一層映える。
予告編で「宝くじ当たったけど酒で浪費、使い果たしちゃって落ちぶれたシングルマザーの話」って把握してたので「あ、そこからの再生の話ね」という予想で鑑賞。概ねその通りの内容(アルコール依存との戦いなど)で>>続きを読む
宮崎駿のやりたい事を全部ぶちこんだ作品だな。もう年齢的に2時間の映画をちゃんと辻褄合わせて作るのは難しいってのは理解してるのでそこはOK(村上春樹の新作も最早ストーリーの体を成していなかったのを想起さ>>続きを読む
最早手垢がついてきてしまった感のあるループ物だけど、プロットとキャストの妙で楽しめた。ロケ撮影なので、何度も繰り返す2分間を同じ天候・時間帯って条件で撮影なんてできっこないから、同じ時間のはずなのに晴>>続きを読む
スコセッシもさすがに老けたな(実質ポール・シュレイダーの作品なんだろうけど)。いろいろ言いたいこともあるんだろうけど全然まとめきれてないという感じ。ライトアップのシーンが凄く綺麗だったので+1。「ミズ>>続きを読む
「アンダープレッシャー」の使い方!サビ前あたりからバックトラックがフェードアウトして(どうやったんだろう?マルチトラックの音源借りられたのかな?)フレディ・マーキュリーとデビッド・ボウイのボーカルだけ>>続きを読む
これは凄い。隙のない脚本(坂元裕二)が是枝監督の映像表現を得て強力な作品として結実。実力派揃いの役者も(安藤サクラ、瑛太、田中裕子)も子役(黒川想矢、柊木陽太)も音楽(坂本龍一)も、何もかもが良い。印>>続きを読む
マスシューティングの恐ろしさをひしひしと感じさせられた。あれは怖いしあんなのが日常なアメリカはやっぱり相当に異常。ただし映画としては凡作で、ナオミ・ワッツにしては珍しく演技がから回っているように思った>>続きを読む
めいっぱい期待値を上げてのぞんだんだけど(ケイト・ブランシェットが女性指揮者役ですよ!)前半のあまりの退屈さに辟易(睡眠不足だったら確実に寝落ちしてたな…)。トータルでいっても「ありがちなパワハラ・セ>>続きを読む