よしえさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

よしえ

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ファーザー(2020年製作の映画)

4.6

父親アンソニーと娘アンの二人を軸に、時間と場所が複雑に交錯しながら展開するストーリー。
アンソニーの視点で展開される物語は次から次へと奇妙なことが起き、住んでいるフラットがアンソニーのものだったりアン
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1秒先の彼女(2020年製作の映画)

4.4

台湾ではバレンタインが年に2回あり、一つは通常どおり2/14、こちらは西洋情人節といい、もう一つが7/7の七夕情人節という。これを知らなかったので、しばらく疑問符が頭の片隅に点灯したままだった。鑑賞後>>続きを読む

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

4.6

ミミとその兄ルークはクレイジー・ボールでの勝負の果てに庭から最凶最悪の悪魔を掘り当ててしまい……って真面目にあらすじを書くのもはばかられる程のファナティックな映画。
実際、このミミの傍若無人を絵に描い
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17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

3.9

わたしは妊娠した経験がない。
ないから分からない、とまでは言わないけど、この映画を見ても当事者感は薄いかもしれない。ただ、望まない妊娠をしたかもしれない、という不安感はよく分かるし、その先も想像はつく
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.2

果たして、復讐は正しく成されたのか――

本作と『17歳の瞳に映る世界』を同日に観たのだが、通底するテーマに近いものがあり、図らずもリンクして考えざるを得なかった。
両作に共通するのは、性行為にともな
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83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

4.3

80〜90の老人募集という広告に応募したセルヒオ。仕事の内容は特養ホームに入所し、依頼人の母親が虐待にあっているか証拠を押さえてほしいというものだった。
最初はスマートフォンの扱いすらおぼつかないセル
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ブックセラーズ(2019年製作の映画)

4.1

ニューヨークのブックフェアを中心に、ブックディーラーたちを追ったドキュメンタリー。
本好きの人たちって、洋の東西を問わず似たようなものだな、と思った。わたしも端くれの端くれもいいところのブックコレクタ
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サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

4.3

DV夫から逃げるために、自らの手で家を建てる女性の物語。雑にまとめるとこうでしかないのだけれど、計算され尽くしたハートウォーミングなドラマだった。「計算され尽くした」というとネガティブな印象を持たれる>>続きを読む

アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

3.9

古生物学の先駆者メアリー・アニングを題材に同性愛モチーフの映画を作るとか、一体どういう発想やねん。。
恋愛下手が面倒くさいのに引っかかるって、それこそ古今東西あるあるなんだけど、男女関係ないのねえ。し
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.7

どことなく弐瓶勉『BLAME!』を彷彿させる世界観に、愛らしい造形の人形を用いたストップモーションアニメ。表現方法ゆえか、普通ならグロテスクな描写も和らいで見える。
クリエイターにこういう言い方は失礼
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

5.0

いや、本当にいい映画だったわ……
元々能年玲奈改めのんが『あまちゃん』の時から大好きなので、どうしても贔屓目にはなってしまうのだけど、大人の演技ができるようになった彼女が見せる様々な表情が、いずれも素
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