原田芳雄を、ただの髭もじゃのおっさんだと思っていた。何年も。
馬鹿なことをした。
泥臭く、素敵なかたですね。
渋過ぎる
汽船の三味の音
荒海の音
あれらを聴いたら吸い込まれるが
あれらを聴かねば人生でない
夢に出る音がずっと鳴っていた
冬の荒海を背景に瞽女ふたりの三味線ではじまるこの映画
青森先輩!
若き日の横尾忠則や、つげ義春の嫁が出ている。
夢二の絵が出てきて、たいして描かれてもない学生運動がダラダラと流れる。切れる能面、趣味の悪い男のネクタイ。あと聞き取りにくい詩。セックス後の布団の血。ジ>>続きを読む
「あたしは古くならないことが新しいことだと思うのよ。本当に新しいことは、いつまで経っても古くならないことだと思ってんのよ。あんたの新しいってことは、去年流行った長いスカートが、今年は短くなるってことじ>>続きを読む
「居なくなってからいっくら想ったって駄目よ。目の前に居るときにきちんとアレしないとね。なんで男はいまを愛せないのかね。いつまでも無くしたもの追いかけたり、叶わない夢を見たり、そんなことしてたら毎日楽し>>続きを読む