ぴさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.8

言葉を使わずに実生活における人と人との微妙な距離感、カーストを描いている
映画でしかできない描かれ方がされている。
小説は桐島の親友が主人公として登場するが、映画は主人公不在で前田を軸に描かれている。
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空気人形(2009年製作の映画)

3.5

空気感がよいのでいい映画だなーと思いがちだけど、ヒロイン以外の人間が最低過ぎて、でもその最低はどうしようもなくて
悔しい気持ちになった。
是枝さんの作品は悲劇的に見えるものを一般化してそこでの美しいも
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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

5.0

チョークで描かれた間取りだけがセットになっていて、それが町の狭さを端的に表していて斬新で最高だった。
人を許すことが必ずしも優しさとイコールになるわけではなく、人のために何かと考えることや許すというこ
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太秦ライムライト(2013年製作の映画)

2.5

廃れていく時代劇と新しいものを受け入れる態度と、古き良きものに対しての敬意の表し方と、活躍しながらも1人の老人であることと、
大筋は時代劇の斬られ役の話だけれど、その周辺にある様々な問題や希望がいっし
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

周りの好意に気付けない、素直になれないということはどういうところからきているのか考えた。
撮り方のせいか、主人公の考えていることがミュージカルシーン以外で読み取れない。
周りの人々のようにただそこにい
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.0

女の気持ちが憎しみから愛情に変わっても行動が変わらずサイコなのでそりゃ夫も戸惑うわなって感じでした

誰も知らない(2004年製作の映画)

5.0

過剰に悲観しないし子供たちにとっての母親をちゃんと映している。
監督のまなざしが悲劇的に描こうとしていないし、ただあったであろう日常を丁寧に描くことがなされていて、すごく意味のある映画だった。

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド/死霊創世紀(1990年製作の映画)

3.5

ゾンビ映画を撮りながらも、差別批判や人間の愚かさを描いている脚本。他のゾンビ映画と比べてやっぱりオチが考えさせられるものになっていていい。

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.0

ジョージ・A・ロメロのパロディの中では、オチがちゃんとロメロを踏襲していてよかった。
ハッピーエンドのゾンビ映画。

ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.0

走るゾンビの先駆け
どのオマージュもそうだけど、冒頭からゾンビが襲ってくるシーンは登場人物の日常が終わることと、観る私たちにこれから映画が始まるという合図としていい演出だなと思う。

そして父になる(2013年製作の映画)

4.0

あらすじだけ読むとシリアスだけど変わらず丁寧に日常を描いているところがいい。
家族のあり方について考えた。
血によらない関係というのは、家族の最初の段階である人と付き合う、恋人になるというところで起き
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サクリファイス(1986年製作の映画)

4.0

世界の終わりのようなものが近づいているが、終わりを感じさせる演出が具体的なものがないのに構図や照明で表現されていた。
人物の表情などにカメラが寄るのではなく、風景画のような引きの構図が無力感や抗えない
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サウンド・オブ・ノイズ(2010年製作の映画)

2.5

思ってたよりおしゃれ度が高かった。
第三章の演奏以外あんまりコンセプトと演奏方法が合っていなくて少しがっかりした。
そこが合っていないと、楽器以外のもので演奏するのはただ目立つからとか気をてらったこと
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