yukinaさんの映画レビュー・感想・評価

yukina

yukina

映画(442)
ドラマ(9)
アニメ(0)

PLAN 75(2022年製作の映画)

4.0

とても現実的な世界。選択できるという点で権利ではあるのだが、人生の結果みたいなもので選ばざるを得なくなっている所が辛い。どんな国でも政界と現場の人間が感じることに差がありすぎる。

ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

家族という小さな社会から、全てが生まれ育っていくんだなと思った。

グレタ ひとりぼっちの挑戦(2020年製作の映画)

4.0

グレタの言うように、強制力のある大きな変化が必要だと。節電や節水、リサイクル、できることと言われてももう皆気づいているのかもしれない。
グレタが初めて言葉にできた人。
世の流れに流されて消えないで欲し
>>続きを読む

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.0

シンプルさがシックでお洒落。こうやって人類は昔から歌で願いを語ってきたんだな。

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

ひっそりと堂々と人間を批判してて面白い。組み込まれる台詞のセンスとか、演じる俳優たち楽しそう。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.0

人間の自己中心さへの視点。動物の表情が映し出される映画は人知を越えた感じがして不気味、そこに神話へのオマージュが見えてくる。

ベイマックス(2014年製作の映画)

4.0

自分を犠牲にして人を助けるというものに弱い。ベイマックスいなくならないで(ToT)

エデンの東(1954年製作の映画)

4.0

感情の流れが音楽のよう。ドラマチックな展開に時代を感じながら、繊細。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

上の人間が行動で示す説得力。そこに信頼が生まれると。はたからみれば、人はそれぞれの役割に導かれているはずだ、と勇気をもらいました。

恋におちて(1984年製作の映画)

4.0

どんな形や順番であれ、縁があれば必ず巡り会えるのね。「不倫は悪いもの」と断定してなくてビター。

ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

4.5

人間てとても複雑、実の親は何をされても絶対に忘れられないのに育ての親も忘れられない親なんだよな。なんかよく分からないのにあの歌の心地よさだけ覚えてる。締め付けられて暖かい。

トップガン(1986年製作の映画)

4.0

音楽の方が先に知ってた映画をみた時のフィーリング。希望と可能性に満ちた若者のみずみずしさが染みるねぇ。

偶然と想像(2021年製作の映画)

5.0

無感情セリフの積み重ねの延長は心のキャッチボールが成立しているから、会話としての堅さを残しながら、ちゃんとこちらをどきどきさせる。素敵です。

アネット(2021年製作の映画)

4.0

紙芝居のよう。深い深い本質を掴む前に飛んでゆく。やっぱりアダム・ドライバー。俳優になるために現世に生まれてきたでしょ。。

ユンヒへ(2019年製作の映画)

5.0

子どもを産めるという点の、男性とは異なる女性の同性愛が切ない。過去に悩んだって、人生って無駄なことなんて、何一つない。

白骨街道 ACT1(2020年製作の映画)

5.0

歴史を抱えた私達はどうやって生きていったらよいのだろう。この断片から限りなく連想される現実をどの様に捉えて、自分に消化させるべきなのだろう。

僕の帰る場所(2017年製作の映画)

5.0

藤元さんの映画をみると、知らない世界がひとつ広がる。在るものをみせてくれることで知ることができる。伝えるためのそのスタイルがとても好きだ。

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.0

詩的な時空がスローペースだけど、感覚が宿ってからの躍動感がとても楽しい。何より人間が頭で話していることなんていつまでも変わらない所が味わい深い。

悪なき殺人(2019年製作の映画)

4.5

事実にしては出来すぎているけどこんな偶然の連鎖、そこらじゅうに存在していそうでフィクションとも信じきれない。人物と出来事の関係性と時系列の歯車が高尚。謎解きのような快感とリアルな恐怖感の掛け合わせに違>>続きを読む

JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.0

前半と後半のコントラストが面白い。序盤で観客を鷲掴む設定と展開と伏線で釘付け。発想とユーモア。たまに聞き取れちゃう日本語が最高です。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

やはり求めているものが映し出されていてすきだ。それでもどうしても私は韓国勢に惹かれてしまうし心揺さぶられる。あっぱれ。

ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)

5.0

ちょっと、、凄い。神聖さを宗教的に感じさせないナチュラルさ。絶えず聞こえる鳥の声がいつの間にか私に根付く。人間でない生き物から始まる、この映画の清らかな力強さ。

乱れ雲(1967年製作の映画)

4.0

司さん美しすぎてもう…。高ぶらない1フレーズに込められた感情のエネルギーに時代の違いを感じつつ、時代を越える共通の人間を描いている凄さよ。

蛇イチゴ(2003年製作の映画)

3.0

不安定なバランスのやり取りがむしろこの映画を成り立たせてるんだなぁ。。

風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

5.0

私たちの言葉にできない出来事が描かれていて言葉にするのが難しい。アパートの構造と心の距離のリンクする絶妙さ、、触ったら壊れてしまいそうで見守ることしかできない繊細さ。。びしょ濡れで踊ってるシーンなんて>>続きを読む

フラワーズ・オブ・シャンハイ 4K デジタルリマスター版(1998年製作の映画)

4.5

シーン替わりの暗転が次の夢へと繋がってゆく…ワンシーンの繋がりになんだかぼーっと観てしまう、、夢へのいざないの演出に暫くしてから気付いた、、限られた空間での人間関係だからこそ深みが増して、それさえも夢>>続きを読む

名付けようのない踊り(2022年製作の映画)

5.0

泯さんが見つめる先を永遠に探し続ける姿に私は影響を受けずに居られない。その地続きのような姿を切り取って映画にした監督にも。私が表現に感銘する根底を改めて見せてくれた。

ブローカーたち(2021年製作の映画)

4.5

表情だけのカットに不安な予感が膨らまずにはいられない見事な演出。自覚する以上に身体にこたえる映画。

愛ちゃん物語♡(2021年製作の映画)

4.0

わかりやすいくらいの好きが集められていて、ポップでカジュアルな軽さとスピード感の、その後ろに隠れていた海のようにばかでかい愛が現れた瞬間の、前半の色を総塗り替えするほどの暖かな衝撃。

ばちらぬん(2021年製作の映画)

5.0

こんなにも生命が詰まってみずみずしく溢れ出ている映画を始めて観た。個人的な小さく密なアイデンティティこそやっぱり世界で、他人を救う。自分が育った山や火や川に帰りたい。拍手しました。

五里霧中(2021年製作の映画)

4.0

自分の能力の平凡さ知ってしまった虚無感、変わって行く周囲への劣等感。怖いけどどうせなら廃墟みたいに壊されて消えてしまいたい。

豚とふたりのコインランドリー(2021年製作の映画)

5.0

なんとなんと可愛い映画、始まってすぐ心を掴まれた。道端にある優しさを偶然拾ってしまった感じ。脚本も素晴らしければ、俳優が丁寧にゆっくり確実に積み上げたものに一時も目を離せなかった。他人の人生と自分の人>>続きを読む

苺のジャムとマーガリン(2021年製作の映画)

3.0

演技も音も映像もたくさん未熟で美しい。目に映るものすべての儚さがぎゅっと詰まっていて愛おしい。

サイクルレース(2021年製作の映画)

4.0

音が時空を歪ませる、もがくほど自分が何処にいるのかわからなくなる。

ひとつの太陽(2019年製作の映画)

5.0

しっかりと地面に足をつけながら、綱渡りのような揺れ動く毎日。父性はいつ父親になるのだろうか。太陽からしたらそんなこと関係ないから暖かく偉大でとても残酷。

>|