藤永茂著「ロバート・オッペンハイマー/愚者としての科学者」を一読し鑑賞したために多数の登場人物や時代設定に難儀することはなかったが、前提知識がないとサッパリな作品なのは間違いない。
聴聞会(1954>>続きを読む
記録
ヘル・レイザー地獄の素泊まり
@シネマート新宿
ダイナミックな構図に負けず劣らずの広大なロケーション、圧倒的なモブのアクション。映像美に頬を引っ叩かれる感覚。
あぐらかいて座談するキャラクターの前でぺたんこ座り(女の子座り)をしたり、一挙手一投足>>続きを読む
マフィア内でも一目置かれている立場ながらも女性であることゆえに社会生活のあらゆる場面で下に見られる主人公。男性優位の監獄のような世界でピンクの衣装がより一層際立つ。
字幕ではマフィアへ乗り込む際の台>>続きを読む
終始殺気立っているデヴィッド・バーンの傍らで陽気にステップを刻むティナの可愛さときたらもう。。
銃をぶっ放し、冷却装置を仕掛けトドメをさすメグの姿はヒーローそのものだが、その直後にズボンの裾が引っかかって「ビターン!」と打ちつけられる姿に笑ってしまった。
特殊効果のドロドロヌメヌメ感が最高。
縦を意識した構図、ハンス・ジマーの重低音バキバキの音響設計、現代版アラビアのロレンスを彷彿とさせる広大なロケーション。公開時に食指が伸びず見逃してしまったが、PART.Ⅱ前にIMAXで体験できてよかっ>>続きを読む
「96時間」シリーズ、ステイサム主演のヨーロッパ・コープ作品で見られる銃弾ぶっ放し系イメージのあるリュック・ベッソンだが、今作は意外にも一人の壮絶な主人公の生い立ちに焦点を当てた人ヒューマンドラマ。銃>>続きを読む
陰湿な印象のつよいスピルバーグ版のイメージから鑑賞前は「どうも見る気起きね〜」と期待値を下げていたが、これはミュージカルで大正解。人生讃歌のメッセージが歌声でよりダイレクトに伝わってくるし、説教じみた>>続きを読む
家父長制、男尊女卑の限りをつくすシーンのは陰惨きわまりないのだが、乱闘シーンや市長夫人の運転シーンは一転してコメディ超になるため、どこに気持ちを持っていいのか分からなく気まずくなる。
盛り上がりどころで盛り上がらず、いつの間にか終わっていた。この脚本にGOサインが出て公開までたどり着いたこと自体が奇跡のようであり、後世に語り継がれるであろう21世紀のアメコミ映画のヘッポコ枠に燦然と>>続きを読む
幻覚、幻聴などLSDを用いた当時のヒッピー文化も取り入れているなか、原爆のコントローラーまでクリスタル製というぶっ飛び。
猿でも人類史と同じく啓蒙主義、進化論を伝統と権威のもとに否定するのはやるせ無い気持ちになるが、同じ霊長類であるならばもしや・・、と納得もしてしまう。
米ソ冷戦の影響下をビンビンに感じさせる終末的なラ>>続きを読む
「株価の上昇/下降」に一喜一憂するお祭り感、「乗るか/降りるか」のチキンレースに興じるハラハラドキドキ感。一般市民vs富裕層というカタルシスを得やすい対立構図のもつエンタメ性もさながら、テンポのよい話>>続きを読む
監督トビー・フーパー、音楽ヘンリー・マンシーニといいった面々を容易に吹き飛ばすマチルダ・メイの存在感。一目見ると自ずと精気を吸い取られてしまうというトンデモ設定ながらも、身一つで納得させてしまう。説得>>続きを読む
父親を生き返らせようと試みたが、うっかりジェイソンの方を生き返らせてしまったおっちょこちょいにも程があるエスパー主人公。
キルシーンはどれも工夫がなくワンパターンが否めないが、ラストのサプライズ登場の>>続きを読む
試写会にて鑑賞。
「ケイコ目を澄ませて」に続く16mmフィルムでの撮影による映像のリッチ感は映画館で観てこそより堪能できるはず。
パニック障害とPMS(月経前症候群)をもつ主人公二人の自然な演技も>>続きを読む
ジェームズ・ワン印の観ていて楽しいケレン味要素が足りず、物語も全体的に盛り上がりに欠ける印象を受けた。
マッチョなハンマーヘッドシャーク戦士はカッコ良くて好きよ。
「祭りの中心を担う関係者の高齢化と担い手不足により、祭りを維持していくことが困難な状況になった」
上記は岩手県奥州市黒石寺の住職による1000年超の歴史をもつ蘇民祭の終了の理由を述べたものだが、本作>>続きを読む
日本では劇場未公開だったのが本当に惜しい。陽気でご機嫌な本作、真夏日にクーラーがガンガン効いている映画館で観たかった。
いちいち見栄を切る歌舞伎ショットの問答無用のカッコ良さに、気をてらわないカタル>>続きを読む
良きパートナーの適合条件としてよく挙げられる趣味趣向。
シングルは悪として文明社会からの排除の対象となる本作では、外部からも一目で分かるよう身体的な共通項を必須とするのだが、物語上の男女は鼻血をよく出>>続きを読む