誰かを救おうとしても或いは救われそうになっても結局は誰も救われない世界。でもそんなもんかもなともおもう。
理不尽な状況下みんなで協力する姿はほほえましい。しかしやはり夢物語。
騙す商売(ショービジネス)も誠意を失ってはいけない、というあたり。エノクかわいい。
もうあまりよく覚えていないが、どうにも哀しかった。人間のどうしようもなさ、というか。
もうあまりよく覚えていないが、ほどよい倦怠感が心地よかった。文芸雑誌ってこういう感じ。
もうあまりよく覚えていないが、なんだかメンタルな話になっていた。とりあえず纏めればよいというものではない。
正気と狂気が陸続きで陸続きにみんな壊れてるから自分が壊れてることを忘れられる幸せの幸せが途方もなさすぎて絶望だった。
類推嫌悪の悪循環みたいなものが脈打っている(ような)ピアノと曇り空と白い風船の浮遊感(が足りなくて泣きたくなる)
哀しかった。みんな少しずつボタンをかけ違えて帳尻あわせようと映画みたり踊ったり手紙書いたり電話したり回想したりいろいろしてる。
いろとりどりのガラクタにかこまれたバスタブで愛着の仕掛絵本をめくるめく。人魚の歌に殺められないやさしいパリジャン、悲愛の時。こぼれおちる真珠の涙とセーヌをかけるローラースケート。
セピアな生を見た(ような)。前世はトマトで来世はポテトかもしれないし、君の実存的な涙より僕のバスの時間のほうが大事なのである。歯医者さんも◎
幻想映像美: 自分が卑しく醜いとき美しいものには耐えられない、というのはいいとしてしかしエディットの愛の美しさこそ幻想、におもえて仕方なかったけれど、そもそも幻想物語なのでたぶん結果オーライ。
記憶の水槽に落ちるシーン素敵空間。二組目のエピソードが好きでした。エンドロールはYUKI, こんなふうに生きれたら幸せなんだろうな、とおもった。
メタ映画の詩、ないし20世紀の愛憎: 女は線とフォルムで語り男は動植物で語る(なぜに?)。夢うつつだったけど夢うつつな世界だったから結果オーライ。林檎。
ユーモアは文字通り流された血よりなる。イタリア系スペイン系移民の末裔、どちらも愛と転がる言語、タンゴ、投獄、学校農場、犬鶏、病、クストリッツァとムヒカの空気感もよい。
人間は機械のように壊れるけど、機械のようには直せない、とゆうあたりでよいのかしら。不眠症はあくまで比喩、ないし人間の証?
才と生の痛みの相乗効果: それでも友と笑える日々が束の間あったのなら、、、たとえ道化の笑い、仮面の笑いと表裏であったとしても。
++pc colorful exclamations++his eyes.
追われながら追っていると勘違いするまで追いつづけなければならないことと友の約束をときに守らないことが友を守ることに繋がるといったあたり。辛い。
転がるイタリア語、どこか違う処にいけそうな気がしてくる。マルティンの楽園?は血泥と涙に沈み、人は剥落のときが美しいなあと。色彩の郷愁。