ゆうたそさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ゆうたそ

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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

みたあとしばらくは心臓がキリキリ浮いたような感覚だった。
ひたすら無心で何もしたくない。

裕福な家族と貧困に苦しむ家族。その格差ががあまりにも大きすぎて目を背けたくなるようなシーンも多かった。中盤か
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(2017年製作の映画)

3.5

夏の匂いがしてきそうな湿っぽいショートフィルム。
久しぶりに再開した元恋人との戸惑いやぎこちなさ、少し気まずいような2人の絶妙な距離感にもどかしくなった。

左様なら(2018年製作の映画)

4.4

ごめんさんが好きで鑑賞

教室の空気、海辺の澄んだ青、日常の一部どのシーンを切り取っても絵になる綺麗で儚い世界がずっと続いた。そこに流れ込む不穏な静けさがとても良い。

高校時代に戻ったような、まるで
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殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.5

原作だいすきで鑑賞
映画になると少し演技が目についてしまった。主演の桜井日奈子はとてもよかった。
きゃぴ子の話が1番すき。

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.3

社会に対するメッセージ性が詰め込まれていた。競走で勝ち抜くために学ぶのか、学びたいから学ぶのか。
親や世間を気にせずにやりたいことをやるって簡単のようで難しいけど、それをできる人がちゃんと自分の人生を
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.1

観終わったあとしばらく放心してしまう。
熱量が凄まじくてどこまでも人間くさくて良い意味で疲れた。
こんなに全身全霊で自分をぶつけてくれる人ってそういない。宮本は自分勝手で不器用だけどたしかに靖子を守っ
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

どこまでも透明で全員が少女だった。ストーリー構造がロマンチックなんだけど妹が想いを寄せる先輩は、姉のことが好き。という一筋縄ではいかせないところが岩井俊二だなぁと思った。まさに繊細の天才
文通でのやり
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青の帰り道(2018年製作の映画)

3.9

amazarashi主題歌の時点で察するところはあったけど、かなーりリアルで誰しも経験あるような群青ドラマだった。
登場人物7人が高校卒業後それぞれ別の生き方での憧れや理想を持っては、現実とのギャップ
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横道世之介(2013年製作の映画)

4.5

特にこれといった何かが起こるわけでもなく、ゆっくりと何気ない日常を紡いでいく映画。とても好み。
飽きることなく観れたのは世之介が魅力的だったからだろうな、どこにでもいるような大学生で、お人好しで、お調
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嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

4.3

なぜこんなに悲劇の連鎖が重なるのか…
辛くなるけどミュージカルチックな作風が唯一の救い

人にしてもらったことより人にしてあげたこと
松子は愛されるべき

トイレのピエタ(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

アーティスティックで芸術的で洋次郎も杉咲花も適役であーる。
プールに金魚を放って泳ぐシーン、トイレ一面に自身全てを使って絵を描くシーン、幻想的すぎて見惚れてしまった。
自分で死ぬことも生きることもでき
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予告犯(2015年製作の映画)

3.8

何が正義で何が悪だかわからなくなる映画だった。
やっていることは犯罪でも、それで救われる人も確かにいるわけで、なんだかなぁ裏の背景とかを見せられると善悪の定義って曖昧に思えてしまった。もう一度じっくり
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.5

この儚い世界観が本当に好きで、光がかった、白くベールがかかったような映像と花とアリスのセーラー服がなんともいえない空気を醸し出している。
バレエのシーンはかなり良い。
恋愛と友情の狭間で揺れ動く二人の
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鉄コン筋クリート(2006年製作の映画)

3.8

人からすすめられてみた。おもしろかった。不思議な世界観のものってどうも見入っちゃうしクロとシロ抱きしめてあげたい。アジカンだぁぁぁぁ

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.8

ひたすらに鬱、鬱、鬱
だけど心が落ち込んでいる時に見返したくなってしまう。
自殺、万引き、いじめ、強姦、援助交際
ここまで絶望的に魅せれるのかという程救いがない。
中学生の狭い世界の中での閉塞感がどこ
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