summeriさんの映画レビュー・感想・評価

summeri

summeri

映画(1215)
ドラマ(0)
アニメ(0)

Winny(2023年製作の映画)

2.5

この作品を通じて技術開発について考えるのは良いけど、作品としてはつまらなかった。この映画の見せ場のようなものがよく分からず、ややだらだらとしていて強度が弱い。 何を見せたいかというよりはただこの問題は>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

モチーフ的に色々と考えさせられる事は当然あるものの、映画の作りとしてはあまり面白くなかった。特に構成と劇伴で何とかした感じでそれをなくすと途端につまんなくなる感じがする。強度がないというか。

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

画作りのセンスや展開の面白さにどんどんひきこまれていく作品。キャラも魅力的で際立っている。
エドガーライト監督の実力素晴らしい。

暖流(1957年製作の映画)

4.5

衣装、プロップス素敵です。さすが増村保造監督。
もう一度見直したいが一つ一つのカットの構図がとても狙いすましていて、人物の配置や動きもとても丁寧に作られている。最初と最後も。砂浜歩くシーンは何か心をと
>>続きを読む

市街(1931年製作の映画)

3.8

観客にイメージを植え付ける映像の作り方が、基本に忠実で良い。ストーリーテリングも無駄がなくて起伏の波が的確で楽しめる。

恐怖の足跡(1962年製作の映画)

4.5

完成度がとても高く、解釈の幅もあり面白い。単なるホラー映画としての側面もあれば、死生観として様々な考え方もできる。ストーリーや演出的な魅せ方が基本的で、上手い。

フライガール(2022年製作の映画)

3.8

試写にて鑑賞
日常の中でおこる些細な疑問。
その積み重ねで人の進む道は変わっていくんだと感じる作品。劇的な何かはないし答えがあるようでないけど、でも現実ってそんなもん。ビジュアルデザインが可愛くて、作
>>続きを読む

でんきくらげ(1970年製作の映画)

3.5

どこか演劇を観てるような誇張された芝居もみものだが、それゆえに主人公の男への憎悪のような信念を感じる。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

オマージュ的な要素はよくわからないけど、映画のリズムがあまりよく感じられなかった。この世界のナゾを紐解く物語要素とアクションで見せるリズム感があまり合ってないように感じる。次回はシン・カブタックでもや>>続きを読む

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.0

シンプルな作り。
何をどう映し、どのような音を聴かせることで人に何を感じさせられるかをお手本的に作っている。
短い時間の中で、とても考えられる題材だし写真の構成だけど途中から画が動いてるように感じる。

ルナ・パパ 4Kレストア版(1999年製作の映画)

5.0

今年劇場で観た作品で一番だったかもしれない。
ファンタジーのような映画表現とその裏にあるメッセージ性が合致し、表現として強く何かを感じさせる映画だった。その国の歴史や時代背景がわかるとより深く堪能でき
>>続きを読む

幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

3.0

当たり前に感じつつ、親と子の関係性を見つめ直す物語。親変わったらそんなすんなりと受け入れられる話じゃないよね。

椿三十郎(1962年製作の映画)

3.9

エンタメ活劇。黒澤映画はキャラクターの魅力がとてもある。不器用なやつの人情味よ。面白い!!

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.0

アクション盛り込みすぎのテンポの悪さと謎解き要素の少なさが目立つ。インディジョーンズの追い求める宝の神秘性とそれを扱う人間性があまり観られなかったかな。息子のためにダイヤル使う話かと思った。

いっちょらい(2023年製作の映画)

4.0

試写にて鑑賞。
時が止まったような廃れた商店街を舞台に夢破れた男が再び一歩を踏み出す物語。静かに歩みを進める中での感情の揺れ動き、舞台の中で蠢く人々、両親への想い、スローテンポな物語ではあるが観客にも
>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

面白い。ビジネスマンにとっても面白い映画だと思う。シンプルに自分が信じた結果に向けて情熱を向けて進んでいく物語でビジネス的にも継続的なビジネスを生み出す事の重要さを感じられる。調べたらジョーダンも意見>>続きを読む

めし(1951年製作の映画)

3.5

妻に共感しながらラストがどうなるかと思いながら見ていただが、それでいいのかと。。 ある種時代が反映されている興味深さはあるけど。。 なんか腹立たしさと諦めのような気持ちを感じながら、もったいないなーと>>続きを読む

乳房よ永遠なれ(1955年製作の映画)

4.2

久々に映画で泣いたー。
ラストは切なすぎる。
気丈に振る舞い強く生きる事と人間の脆さと女性として生きてる実感(欲)を描くのが絶妙でお見事。
この時代の作品ではヒロイン像が男性を追う価値観の作品が多い中
>>続きを読む

痴人の愛(1967年製作の映画)

3.5

こんな話は劇的すぎるけど、でも運命を支配される女性ってどこかの誰かにはいるんだなーと思えてしまい怖い、そして羨ましさが何故かある。人間の本能とは。

最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

4.2

面白い。隙がなく物語がテンポ良く展開される。バーのシーンでの告白はにやけてしまう。この作品はとことんエンタメに徹底した恋愛物語。

青空娘(1957年製作の映画)

4.3

非常に清々しいの一言に尽きる。どうしたらこんないい人間でいられるかは正直分からないけど、でもこれはこれでいい。楽しめたし、増村保造監督の初期作というのも頷けるし、この時点でいい意味で突き抜けた明確さを>>続きを読む

女系家族(1963年製作の映画)

4.2

とても面白いどんでん返し。遺産相続の中で起こる家族の物語を描くサスペンスもの。クルマのシーンで音無くなるの怖くていい演出だな。あと亡き父親の人間性が物語の冒頭と終わりで違い、とても面白い。人間の強さや>>続きを読む

ナイルの娘(1987年製作の映画)

3.8

静かな生活の中で確実に異変は起きている。展開が劇的ではなくても、最後の涙に大きなドラマを感じる。ピンを探している芝居は秀逸。現実でも嫌な事が積み重なった時はあぁいう瞬間に泣きたくなる。あと劇伴の使い方>>続きを読む

ゲット・クレイジー(1983年製作の映画)

3.8

スクリーンでカルチャーを体験したというのが率直な感想な映画。面白かった。これは劇場の環境で観るべき映画だと感じたし、オススメです!終わりは新たな始まり!いい言葉です

道草(2022年製作の映画)

3.8

試写にて鑑賞
『轟音』片山享監督最新作。今回は俳優の芝居で物語を成立させていくスタイルの中にしっかりと物語と明確なメッセージ性が存在し、それによってこれまでの監督作の中でもより開かれた映画として感じた
>>続きを読む

夢半ば(2022年製作の映画)

3.8

監督主演と内容も自身の記録的な要素を扱っているが、それが映画としてしっかり成立しているのが面白い。メタ的な構造の面白さと、人生の節目の共感性。特にリューイチとのシーンは二人にしか決してわかり得ない感情>>続きを読む

>|