summeriさんの映画レビュー・感想・評価

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フライガール(2022年製作の映画)

3.8

試写にて鑑賞
日常の中でおこる些細な疑問。
その積み重ねで人の進む道は変わっていくんだと感じる作品。劇的な何かはないし答えがあるようでないけど、でも現実ってそんなもん。ビジュアルデザインが可愛くて、作
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でんきくらげ(1970年製作の映画)

3.5

どこか演劇を観てるような誇張された芝居もみものだが、それゆえに主人公の男への憎悪のような信念を感じる。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.0

オマージュ的な要素はよくわからないけど、映画のリズムがあまりよく感じられなかった。この世界のナゾを紐解く物語要素とアクションで見せるリズム感があまり合ってないように感じる。次回はシン・カブタックでもや>>続きを読む

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.0

シンプルな作り。
何をどう映し、どのような音を聴かせることで人に何を感じさせられるかをお手本的に作っている。
短い時間の中で、とても考えられる題材だし写真の構成だけど途中から画が動いてるように感じる。

ルナ・パパ 4Kレストア版(1999年製作の映画)

5.0

今年劇場で観た作品で一番だったかもしれない。
ファンタジーのような映画表現とその裏にあるメッセージ性が合致し、表現として強く何かを感じさせる映画だった。その国の歴史や時代背景がわかるとより深く堪能でき
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幼な子われらに生まれ(2017年製作の映画)

3.0

当たり前に感じつつ、親と子の関係性を見つめ直す物語。親変わったらそんなすんなりと受け入れられる話じゃないよね。

椿三十郎(1962年製作の映画)

3.9

エンタメ活劇。黒澤映画はキャラクターの魅力がとてもある。不器用なやつの人情味よ。面白い!!

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.0

アクション盛り込みすぎのテンポの悪さと謎解き要素の少なさが目立つ。インディジョーンズの追い求める宝の神秘性とそれを扱う人間性があまり観られなかったかな。息子のためにダイヤル使う話かと思った。

いっちょらい(2023年製作の映画)

4.0

試写にて鑑賞。
時が止まったような廃れた商店街を舞台に夢破れた男が再び一歩を踏み出す物語。静かに歩みを進める中での感情の揺れ動き、舞台の中で蠢く人々、両親への想い、スローテンポな物語ではあるが観客にも
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

面白い。ビジネスマンにとっても面白い映画だと思う。シンプルに自分が信じた結果に向けて情熱を向けて進んでいく物語でビジネス的にも継続的なビジネスを生み出す事の重要さを感じられる。調べたらジョーダンも意見>>続きを読む

めし(1951年製作の映画)

3.5

妻に共感しながらラストがどうなるかと思いながら見ていただが、それでいいのかと。。 ある種時代が反映されている興味深さはあるけど。。 なんか腹立たしさと諦めのような気持ちを感じながら、もったいないなーと>>続きを読む

乳房よ永遠なれ(1955年製作の映画)

4.2

久々に映画で泣いたー。
ラストは切なすぎる。
気丈に振る舞い強く生きる事と人間の脆さと女性として生きてる実感(欲)を描くのが絶妙でお見事。
この時代の作品ではヒロイン像が男性を追う価値観の作品が多い中
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痴人の愛(1967年製作の映画)

3.5

こんな話は劇的すぎるけど、でも運命を支配される女性ってどこかの誰かにはいるんだなーと思えてしまい怖い、そして羨ましさが何故かある。人間の本能とは。

最高殊勲夫人(1959年製作の映画)

4.0

面白い。隙がなく物語がテンポ良く展開される。バーのシーンでの告白はにやけてしまう。この作品はとことんエンタメに徹底した恋愛物語。

青空娘(1957年製作の映画)

4.0

非常に清々しいの一言に尽きる。どうしたらこんないい人間でいられるかは正直分からないけど、でもこれはこれでいい。楽しめたし、増村保造監督の初期作というのも頷けるし、この時点でいい意味で突き抜けた明確さを>>続きを読む

女系家族(1963年製作の映画)

4.2

とても面白いどんでん返し。遺産相続の中で起こる家族の物語を描くサスペンスもの。クルマのシーンで音無くなるの怖くていい演出だな。あと亡き父親の人間性が物語の冒頭と終わりで違い、とても面白い。人間の強さや>>続きを読む

ナイルの娘(1987年製作の映画)

3.8

静かな生活の中で確実に異変は起きている。展開が劇的ではなくても、最後の涙に大きなドラマを感じる。ピンを探している芝居は秀逸。現実でも嫌な事が積み重なった時はあぁいう瞬間に泣きたくなる。あと劇伴の使い方>>続きを読む

ゲット・クレイジー(1983年製作の映画)

3.8

スクリーンでカルチャーを体験したというのが率直な感想な映画。面白かった。これは劇場の環境で観るべき映画だと感じたし、オススメです!終わりは新たな始まり!いい言葉です

道草(2022年製作の映画)

3.8

試写にて鑑賞
『轟音』片山享監督最新作。今回は俳優の芝居で物語を成立させていくスタイルの中にしっかりと物語と明確なメッセージ性が存在し、それによってこれまでの監督作の中でもより開かれた映画として感じた
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夢半ば(2022年製作の映画)

3.8

監督主演と内容も自身の記録的な要素を扱っているが、それが映画としてしっかり成立しているのが面白い。メタ的な構造の面白さと、人生の節目の共感性。特にリューイチとのシーンは二人にしか決してわかり得ない感情>>続きを読む

さすらいのボンボンキャンディ(2022年製作の映画)

2.5

記録
主演の影山さんは素敵だったものの、映画全体として疑問に思う瞬間も多かった。あと長い。原作ありものだろうけど、冗長的すぎるように感じた。要素をもっと絞った方がそれが原因か上映の時間の中でこの映画の
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卍 まんじ(1964年製作の映画)

3.9

卍は冒頭からやや現実離れした展開に笑えてくる。印象的なのは回想シーンの若尾文子の裸を見るシーン。とてつもなく白い。雪のような白さが印象的。でもあのキャラクターから見たらそれぐらいの強烈な美しさがあった>>続きを読む

妻は告白する(1961年製作の映画)

4.0

90分の時間でここまで個人的な愛についての不確かさという分かり合えなさを描くと善悪とか共感とかそういうレベルの話ではないドラマに昇華するんだなと思った。素晴らしい作品だったし若尾文子さんの存在がとても>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.5

役者の好きなことや自然体でいられるようなシーンを生み出して作っていったんだろうなと。ただ、芝居はいいしずっと見てられるんだけだも少し個人的にはスパイスが欲しい。

死に至る愛(1984年製作の映画)

3.8

記録
死と信仰の映画。
シーンやカットの間のトランジションが印象的。雪が降るような抽象的なカットを挟んでいる。最初はその意味を考えるけど、途中から意味ではなく音とか構造に対して考える時間として作用して
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麦秋(1951年製作の映画)

4.2

どこか幸せと不幸の隣り合わせのようなものが存在している。それを象徴しているのが東山さん演じる志げの役かな。後半にかけて幸せなはずの娘の結婚が決まってからは常に苦い顔が多い。亡き子供の存在を憂う母と慕う>>続きを読む

出来ごころ(1933年製作の映画)

4.0

他の方のレビューを読みながら寅さんのモデルになっている事を知る。納得。活弁ありで見たが、途中からサイレントで鑑賞。活弁よりも視聴者の想像力が生まれて良い。カラーになると色の配色を意識した画作りになるの>>続きを読む

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

4.0

描く内容の普遍性。的確なカメラワーク。結構初期はカメラ動くのね。サイレントなのである種わかりやすい芝居もあるけれど、妻の芝居とか結構俳優の自由さを感じ取れる要素があった。小津さんてこだわり強そうだけど>>続きを読む

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