このレビューはネタバレを含みます
なんでも忘れる女と赤い帽子。全体的にカメラのフレームの外を感じさせる演出が良く、世界の広がりを感じさせる。そこに収まる芝居も感じが良い。帽子探しから死んだ妻への目的の転換も小気味良く、回想の終わらせ方>>続きを読む
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地面師詐欺。テンポがよく面白い。ドキドキもあって程よいコメディシーンもあり、タイトルの怒りの伏線も含めて全てを回収してくれる気持ちよさもある。骨格の強度が非常に高い韓国ドラマ原作を2時間に圧縮したため>>続きを読む
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オフビートロードムービー。本来オフビートとは贅沢な振る舞いである。なぜならオンビートで撮るべき物量のものをあえて簡素に撮るやり方だからだ。そしてその物量とは人の事である。だからこの映画は失敗した。日本>>続きを読む
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3人の幼馴染が抗争に巻き込まれる。という映画なのだが悪い意味でそれ以上書く事がない。2人の男が1人の女を挟んで揺れ動く話かと思いきや、3人で巻き込まれるという目的が設定される意外性はあるがそれ以上はな>>続きを読む
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くるった兄妹。カメラワークのスムーズさに息をのむ。部屋の中を縦横無尽に回るカメラが心地よい。終盤の展開やブランコの異様さが癖になるが、全ては冒頭のブランコとぬいぐるみで明かされており、その語りの洗練さ>>続きを読む
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胸キュンとの板挟み。ジャンルからの逸脱を試みているのは感じる。広告やMV的な所謂綺麗でエモい画面作りは、胸キュンジャンルの予定調和から抜け出すための戦術として有効である様に思えるし、胸キュンポルノ仕草>>続きを読む
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ワンシチュエーションワンカット。厳密には1カットではないのだが1カット風。死体の隠し場所や交わされる会話、小さな衝突の繰り返し、ロープなど、メタファーを感じさせる要素は多いも、どれも特に意味は無いと感>>続きを読む
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キラキラピクニック。揺れるブランコ、印象派の様な人物配置と気になるものは多いが、絵画のフレームを意識させる窓枠がやはり印象的。一見、文字通り絵に描いた家族に干渉してくる二人の男の話と見そうになるが、終>>続きを読む
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戦時下の名付け得ない関係。戦争が現代の戦争になる前の映画。絵画的なフレームやこまかく作り込まれた人や動きの密度に驚きつつ、クリティカルかどうか絶妙なカメラワークがらしさなのか。フレーム外の世界を感じさ>>続きを読む
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メタメタ時代劇。上映後近くの席の女性が見入っちゃった、と言っていた。コンセプト優位の作品であり、物語優位の作品であるため、語り方に見るべきものはない。というより割過ぎなカットやテンポの悪い芝居、あまり>>続きを読む