iszkaさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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青空娘(1957年製作の映画)

4.5

エンタメとして最高のテンポ感

なかなか良いキャラクターが多い

最後に気持ちよく終わってくれて、
ありがとう

影の列車(1997年製作の映画)

5.0

精神世界の記憶の映像を、芸術的に閉じ込めたような映画。
メカスや佐藤真を思い出さずにはいられなかった。

永遠に過ぎゆく時間の中で蓄積されてゆく記憶がより愛おしくなり、そして映画という媒体がより好きに
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.5

面白すぎる
感心するほどに静的な不気味さ

音や被写体との距離感やカメラの動き、全てゾクゾクしてしまう。

真に恐ろしいものは、静謐さを帯びる必要がある。日常の私たちの視界に過剰な動きはない。

この
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RRR(2022年製作の映画)

4.2

楽しかった

あざといまでの伏線回収、演出、ご都合主義、大袈裟な表情と音楽、その上長尺……

と、
私含め捻くれた人間がこぞって嫌いな要素が詰まっているのにもかかわらず、楽しく観られるのは、インド的な
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こうのとり、たちずさんで(1991年製作の映画)

5.0

人は去る
なぜ去るのか

私自身は明確な住所も故郷も持っているのだけれど、
今いるここは果たしてどこで、私はどこから来て、どこへゆくのか、
一体どこへいけば許されるのか、旅をしたいが、きっとどこにも答
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ロボコン(2003年製作の映画)

4.2

淡々とした映像なのに、
話は瑞々しい

思えば、青春を映すのに過剰な演出は不要なのかもしれない。

2000年代の邦青春ドラマだ!!
懐かしい!!
と、なりました

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.0

幸福が楽しいとは限らない

この頃よりかは、外面は優しい世界になった‥‥と思いたいが、腹の底では何を考えているのかより勘ぐっちゃう世の中になったかもしれないなぁとふと思った。

しかしながらそれが他者
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.5

これはサントラ、聴きまくってしまうなぁ

私と貴方との関係性は、
変化していくのが本質
そればかりか、私と私との関係性も……

それは祝福されるべき事なのですが、
その過程で悲しくなるのも、
また人生
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

-

1本の作品としては良いんだろうけど、
原作→映画の意味はあんまりなかったな
完全に自分が悪い

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

やはり面白い
1の不気味さと棘も恋しいが、
これはこれで良い
あと大水も恋しい

この2が大きなフリとなって、
3で爆発すると期待

とはいえ、
どう転ぼうが永遠に続いてほしいシリーズではある

東京
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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

4.5

邦題のダサさ以外、
娯楽&芸術の映画として非の打ち所がないな……。

話は面白いし、
カメラの動きは洗練されているし、
必要十分の尺。

とにかく楽しく、ウキウキする90分。

And he did.

お早よう(1959年製作の映画)

4.2

小津の作る会話には、
癖になる美しさと不気味さがあるんだな

無駄を排除した、無駄の表現

「おはよう」「今日もいい天気ですね」
無駄だけど、ないと味気無くなっちまう

意味のない「アイララブユー!」
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

5.0

思わず笑ってしまった。

今日日こんなこと言うのはナンセンスと判断されても仕方ないが、俺(やその類のゆるい人間)の「男」を全否定されてしまい、とにかく痛快だった。

好みの情緒も静けさもほとんどないが
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獅子座(1959年製作の映画)

4.5

好みだが、らしからぬ厭世観からの、
やはりロメールといった感じの締め括りでかなり良かった。

捨てる動作が好きだったな。

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.2

この手のタイムリープものはあまりに自分の人生と無関係すぎて、「あ……そっすか……。」と思ってしまい、好みじゃない。
……が、本作の仕組みと起承転結は、(あくまで自分の)人生への気づきが盛り込まれていて
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3-4x10月(1990年製作の映画)

4.2

この作品に限った話ではもちろんないが、ワンショットの中に、笑い(弛緩)と暴力(緊張)が混在しつつ、それでもテンポを崩すことなくストーリーが展開しているのがヤバい。

情緒は劣るが、ソナチネより笑える。

アンダーグラウンド 完全版(1995年製作の映画)

5.0

長時間どっぷり浸かると勝手に星5になってしまう。

崩壊と乱痴気騒ぎ!
『8 1/2』を彷彿とさせる。人生は祭り。

笑えるし、悲しい。

歴史を語る時、
喜びも悲しみも等しく必要であるのだ。

モード家の一夜(1968年製作の映画)

4.2

どっちつかずで、
矛盾したナヨい男を撮るのがうますぎる。

恋愛に明確な2択が生じた時点で、
どちらに転ぼうがそれなりに蟠りが残るのだが、このラストの清々しさたるや

毎度人生を肯定してくれてあざす

エル(1952年製作の映画)

4.2

きしょすぎて飽きない。
「こんなやついねーよ!」とは言えない

屋上、幻覚、覗き、銃や縄
グロではない不気味さ

蛇行してゆく男の背中……

ろくでなし(1960年製作の映画)

4.5

かっこよすぎ、おもしろすぎ

ぅちらゎ、弱いろくでなしだから、
この虚しい日常に耐えかねて、だめなことをしちゃう(><)

作品と関係ないが、この退屈への耐え方の手段の変遷により、人々はどうなっていく
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undo(1994年製作の映画)

4.0

これは映画と、岩井俊二にしか出来ない
けれども私はリリイシュシュが好き

ちひろさん(2023年製作の映画)

4.2

今泉作品、「いつ終わるんだよこれ。90分の作品撮りまくってくれよ。」って何回も思うけれど、エンドロールの時には許してしまっている。

辞書通りの家族の虚しさ
どこへ行っても付き纏う孤独
何度も生まれ変
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月光の囁き(1999年製作の映画)

5.0

思春期の全てであり、""エロムービー""であり、身近な春琴抄

奇跡(1954年製作の映画)

4.2

計算されつくしたカメラの動き
静かに燃える展開であった。

未だにいがみ合っている人種や国同士は、みなこの作品を観よう。

セーラー服と機関銃(1981年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

変態性と鮮やかさ
癖にささりまくった。

■クレーンのシュールさ
■仏像→バイクの流れ
■磔
■生の軽さ