イン・ザ・ハイツのLisaのネタバレレビュー・内容・結末

ブロードウェイ・ミュージカルのHamiltonで一躍話題の人となったLin Manuel Mirandaがそれ以前に手がけたミュージカルの実写版。
低所得者層の移民が多く住むニューヨークのWashington Heightsを舞台にしたヒスパニック系移民の物語。
Hamiltonと似た独特のラップと音楽が融合したスタイルと軽快なストーリー展開により、明るく楽しい作品になっています。

原作のミュージカルがトニー賞を受賞しているため期待値高めでしたが、舞台だと評価されたであろう新規性のあるテーマと表現が映画だとそこまで目新しくなく、ストーリーも淡白で少し話題性に欠ける感じがありました。

Abuelaが亡くなる場面がある意味クライマックスとなっていますが、彼女の苦労や生き様がその直前の回想場面で手短に描写される構成になっており、もっと前から深掘りしていたら鑑賞者側の感情を揺さぶるシーンになっていたのではないかと思いました。
全体的に楽しい作品ですが、映画の最初の曲がピークだと感じました。