ライアン・ジョンソン監督による待望の最新作。
"Don't Look Up"と重複する社会風刺とユーモアに加え、既視感のあるストーリー展開で、期待していただけに少し物足りなさがありました。
前作と比べて物語のオリジナリティと各キャラクターの深みがなく、それを豪華セレブのカメオ出演（Natasha Lyonne, Yo-Yo Ma,Serena Williams,just to name a few....)によって補っている印象。
ギャラに予算を使いすぎて他に手が回らなかったのかなと思ってしまいました。
Edward Nortonの板についたやな奴キャラは流石で、Daniel Craigもアクセントがもう少し自然になった感じがしたのはプラスでした。Janelle Monaeは期待値高めでしたが、台詞を超えた人物のパーソナリティがあまり伝わってきませんでした。
全体的に登場人物が浅く、表面的な個性に集中しすぎたあまり、それぞれが内に抱える闇や葛藤が十分に描かれていない印象でした。
次作に期待したいと思います。
