昨日見た「山の音」と同じく暗い…そしてラスト余韻を残して終わろうとするが、この先どうしたって暗雲は晴れないよなとしか思えず何とも言えない感情になった
何度か繰り返される「新しいってことはいつまでた…
小津にしてはシリアスにもロマンチックにも徹底しきれてない感じがする…
誰もが選択すれば幸せになれるのにって思う選択肢を愛する人との関係が中途半端にならない為に前向きに拒否するところがグッとくる
高峰…
このレビューはネタバレを含みます
溌剌で、快活な高峰秀子。諦観さえ感じさせる田中絹代。両名女優を筆頭に俳優陣の勝利。
相も変わらず小津は残酷である。
他の作品と比べて戦争による世代の分断が顕著に見られる。新しいとは何なのか。それに…
姉周りの人間関係を軸に、古き良き女性像を体現する姉と奔放で新しい考えを持つ妹が描かれる。
”古き良き女性”というのがどういうものなのかをはっきりと理解させてくれた、思いのほか後まで心に残る作品だ。
…
山村聰が眼帯で登場。すでに死相。猫を愛でるシーンがやたら多く彼が主人公のノワールでもある。千石さんに「キスしてやろうか?」しかも原因不明の突然死。その死によって囚われる田中絹代。狂言廻しでしかない高…
>>続きを読む「お勘定はひろしさんが払う」
かっっわいいな〜〜
…などとのんびり観ていたら、終盤、意外な展開に凍りついた。
小津作品、こんなのもあるんだ…
ひとりひとりの描写は相変わらず魅力的だし、会話も味があ…
1950年 日本映画。監督 小津安二郎。性格が全く真逆の姉妹。結婚生活がうまく行ってない姉は過去の恋愛を引きずっている。一方、妹は自由奔放に姉の過去の恋人とも親しくする。小津作品の家族、父娘のストー…
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