浅野忠信の無表情演技よ!(笑)(褒めてます)
浅野演じる記憶を無くした医大生が、亡くなったかつての恋人の人体解剖実習に挑むことで、記憶がフラッシュバックし、徐々に記憶を取り戻して行く、という物語。
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キレイな記憶が相手が勝ち目がねぇじゃねえかよ。
この映画はこのセリフにつきる。記憶という過去が美しければ何も手を出すことはできない。出来ることはただ歯を食いしばって未来に目を向けることだけだ。…
・自動車事故で記憶を無くした医学生が、解剖実習を通して事故のときに同乗していた恋人と再会し、記憶を取り戻していく。
・「くまなく解剖する=すべてをさらけ出し、身も心もささげる」という涼子なりの愛の…
遥か昔から気になってはいたものの、見れていなかったので意を決して鑑賞
塚本晋也監督作品は前衛的すぎてついていけないことが多かったのでそれも見るのが遅くなった理由の一つ
想像していたよりも他の作品…
塚本監督は脆くて壊れていて、それでいて美しい女を知っている
涼子はわたしだとも思った
愛する人に死んだ後解剖してもらえるなんていいな
莫大なお金がかかったスタイリッシュな映画が好きな人には塚本監…
火葬場の音響って、ほんとダメだよな。
棺桶を運ぶマシンの駆動音とか、釜の扉の駆動音とか、全部が空間の中でウワーーッて響くじゃん。
ただのモーター音のはずなのに、あのエコー空間だと、全部が悲しく響いて…
のっけから攻めの構図の連続!
若くて粋のいいロン毛の浅野忠信を愛でる作品。
抑制した音楽、豪華な脇役陣、古い建物、そして人体、、、
硬質な青い光と雨が印象的だった『6月の蛇』を彷彿とさせますが…