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モダン・タイムスのhancharのレビュー・感想・評価

モダン・タイムス(1936年製作の映画)
3.9
TOKYO MX2にて放送した物を録画しての鑑賞。
監督・脚本・主演チャツブリンのモノクロ、セミ・トーキ?映画。

ほぼ無声だから映像を観ながら 『プロ野球珍プレー好プレー』の、みのもんたさんが「選手がこう話してるだろう」的なナレーションの様に何とセリフを言っているか想像しながらの鑑賞となった🤣。
[観て笑う]ドリフ的な笑いだねー😁👍。
重要な?セリフを言ったシーンの後に画面一杯にセリフが字幕で出る演出が使われる様になったのは開始10分過ぎた所からかな。
序盤はストーリーは無いような物でコントみたいなのが続き、個人的には20分経過した所から話が始まった感じである。

鉄鋼会社の社長のテレビモニターを使った監視がスゲ~。今だったらバワハラで訴えられっゾ(笑)!
流れ作業のベルトコンベアがあんなに速かったら拙者なんか流されちゃうよ~ꉂ🤣𐤔。
ギアに巻き込まれて人が流れるシークェンスは『ルパン三世/カリオストロの城』の水道橋でのルパンを思い出したw。
ちょっと問題起こすと警察👮🚓が来て逮捕する手際の良さにはクスッとした(笑)。
チャップリンの吹き抜けのあるデパートでのローラースケートのシーンと雑踏の中で料理を零さないで運ぶ身体能力は凄かった😮。
そして歌声まで聞けるとは思わなかった♪♬!
チャップリンは“喜劇王”と言う認識が強い事も有りどんな表情でもほっこりしちゃうな~😊。
ひょんな事から出会って間もない女性とお互い恋に落ちるってのも会話でお互い知るより人柄にお互い惚れたのも良きかな😄(ほぼ無声映画だしw)。
BGMもシーンと合っていて良かった👍。
ラストシーンのチャップリンのセリフは我々現代人へのメッセージの様にも思えた。

無声映画と思ってたけど音楽、効果音、一部の音声が入っているのは知らなかった。
資本主義や人の手を介しなくなる機械化が進む世界をヒニクってる(警鐘を鳴らす)作品と昔聞いた事があったけどそれ程感じなかったな~。
もっとオリバーストーン監督作品みたいに“来る”かと思ったけど(ハードル上げ過ぎだ💦)[チャップリン流ラブコメディ]に見えた。
解説サイトを見たり再鑑賞でまた印象が変わるかな~🤔。

採点はチャップリンに感謝を込めてサンキューの3.9で。
放送枠が90分で本作が87分。CM無しでノーカット(だと思う)とは虚をつかれた。やるな!TOKYO MX!!
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