ブラックパンサーのダイアンのレビュー・感想・評価

スターウォーズのオマージュが心地よい。新しいmarvelの物語でありながらも、洒落が効いている。大作モノでマイノリティが前に出るテーマほどユーモアを活かしたフックのつけ方で上手く馴染ませている。ハレーションをよける意味合いのあるのだろう。
そしてラストはズバリと「愚者は壁を立てる」。よくぞ言ったと思いつつも、本当は彼らが工夫して声を上げざるを得ないほどにきな臭い状況だということだ。政治課題とマイノリティをアメコミに組み込んでしまうライアンクーグラーや製作陣の時代の空気を捉える強さ。