ヒムロ

クリーピー 偽りの隣人のヒムロのネタバレレビュー・内容・結末

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)
1.2

このレビューはネタバレを含みます

とある事件での過ちをきっかけに刑事から犯罪心理学者として大学講師になった高倉は妻の康子と共に新居に越して来た。
隣の家へ挨拶をしに行くと出て来た男、西野はどこが話が噛み合わない奇妙な男。
そして高倉は過去の未解決事件を調べていく中でこの奇妙な男の違和感と何かが繋がっていく。



邦キチでこの映画を知り、面白そうな設定だなと思って見てみたが、やっぱり邦キチに取り上げられている映画だけあって意味不明だった。

登場人物がどいつもこいつも常人ではない動きをしてくる。
犯人ポジである西野がおかしいのはまぁいい。
主人公は未解決事件を趣味で面白がって調べてるぐらいのまだ主人公として見辛くならない程度のものだが、妻はヤバい。
隣人に挨拶にいってめちゃくちゃ意味不明で嫌な絡み方されるのに次のシーンでは平然と絡みにいく。
もうこの時点でついてけないのだが、そこから事件に絡んでくると何で関係しているのかも全くついていけない。

原作小説は未読だが、西野が周りの人を洗脳して操っているという話なのにその描写が全く出てこない。
直接的なシーンがないとかではなく全くない。
キモい絡み方して来たと思ったら洗脳されてる。
魔法にしか思えない。
せめて何か罪悪感を持たせるような事件だけでも描写すれば良いと思うのだが、もしかして最初の会話で言ってた暴言や犬の絡みが罪悪感を芽生えさせる何かなのか?
徹頭徹尾ついていけない。
香川照之の演技が悪いとかじゃなく演出と脚本が悪すぎる。
そもそも足りてない。

多分クリーピーというタイトルは西野だけでなくキーパーソンが全員クリーピーというどんでん返しなんだろうが、全員サイコ野郎では話の筋がなさすぎる。
ラストもやってることの意味とか裏はわかるんだが何でそうなるのかがよく分からない。
俺が邦画を見るのが苦手なせいなのかと解説を読みに行ったが俺が理解してる以上の情報はなかった。
ていうか西野が死んで喜ぶならもっと抵抗しろ。
出来ないなら出来ない理由を映画の中に映せ。

あと途中で出てくる早希(彼女もキーパーソンだが)が過去を話してくれるシーンがあるのだが、普通にマイクの設置してある机を離れて喋り始めるのが意味わからん。
録音してんだろ。
歩きながら喋れば雰囲気出ると思ってる撮影構図が気に入らない。
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