ヴァネッサとの生活を楽しみつつ、ダークヒーローとして悪を殺す日々を送っていたウェイド。
しかし麻薬カルテルの襲撃によってヴァネッサを殺されてしまう。
自暴自棄のウェイドを立ち直らせようとX-MENに入れたコロッサスだったが、ウェイドは初任務中に中継カメラの前で人を殺してしまう。
事件の犯人でミュータント孤児のファイヤーフィストと共に収容所に入れられたデッドプールの元に、T-800よろしく未来からターミネーターが襲撃しにくる。
前作であんなに幸せに結ばれたのに何でいきなりヴァネッサが死ぬところから始まるんだ！
デッドプールじゃなくても脚本家は悪魔だって言うよこりゃ。
あまりに唐突すぎる死に呆然としていたが、ストーリーはめちゃくちゃ面白い。
前作は完全に自分の事だから戦っていたデッドプール、しかしヴァネッサの死で失った生きる目的をどこにぶつければ良いのか悩み苦しむ立ち上がり。
最終的には愛と友情に帰結するのは目に見えているがヒーロー物は王道が一番。
巻き込んだ人間を結局みんな仲間にして戦う姿は主人公そのもの。
きっちり悪党は殺しつつも美しく畳める所に着地している綺麗な脚本だった。
X-MENシリーズは原作も映画も見てないがドミノの活躍は超クール。
映像映えする能力と素の能力の高さに一目惚れした。
色々新キャラが出てくるが頭ひとつ抜けてる。
と同時に能力が扱いに困るぐらい強いのは今後が不安。
そしてマジで大満足で終わってエンドロールを見進めていると台無しにしてくるあたりがデッドプールらしくて最高。
これもう何がどうなって次にはどういう話になってるの。
めちゃくちゃ批判されそうな展開を普通にぶち込んでくるのが根性座ってて気にいる。
何も分からないし無茶苦茶裏切られたけどそれがデッドプールらしくて好きだった。
