普通に生きていては政治を意識することはない。政治が求められる場には、切実な生存への欲求があり、闘争の必然がある。理想や思想からではなく、生活と性愛の必然から、実存的な問題として、生臭い存在感を放って…
>>続きを読む無関心と闘うのは、ほんと難しい。
ACT UP (AIDS Coalition to Unleash Power
=力を解き放つためのエイズ連合)
1990年代初頭パ…
日本の性教育としてこれを見させて欲しい。LGBTQの性差別、エイズという病気の認識不足が自分の中にあって、正直把握してる「つもり」だった。この映画を見て昔のパリとはいえ、日本はおそらく未だにこの映画…
>>続きを読むまず思ったのは、これは1990年代のお話しだそうだけど、それよりもっと前にダイアナ妃が手袋を脱いでHIV患者さんと握手した写真を見た時のことを思い出した。
あの頃の私はまだ子供で全く知識がなく、「…
社会のルールを変えようとする時に、あまりにも話が噛み合ってなくて、暴力とか捨て身のような行動に訴えなくてはならない、後のない状況がすごく伝わってきたし、そういう行動が今に繋がってるっていうのがすごく…
>>続きを読む【2020年205作品目】
1990年代フランス。
実在のエイズに対する差別(政府だけでなく製薬会社も)に抗議する団体"Act Up"の若者たちの物語。
この団体には陽性患者だけでなく活動に賛同す…
集合としてのHIV患者、ひとりひとりの人間・パートナーとしてのHIV患者、人間の活動・命の価値を二つの視点で描く。
「自業自得」の罹患とみなされ軽視され、蔑視されてきたHIV患者。
流行期のその内…
© Céline Nieszawer