「ただいまあ…」「お、かえり…」
「おかえり(^o^)！」「ただいま(^o^)！」
【撮影】8
【演出】8
【脚本】7
【音楽】8
【思想】9
伊坂幸太郎十八番
時空を超えて交差し合う群像劇
『フィッシュ・ストーリー』は唖然としましたが（よい意味で）
本作品はより穏健な物語です
2時間の長さでは
さすがに描ききれない感は否めません
特に
原田泰造演じる上司の物語は
偶然の中の必然を読み込む重要なもの
そのスパイスがあまり効いていない印象
とはいえ物語は希望の煌めき
ボクシング映画はどうしたって熱くなります
原作小説は未読ですが
本作品を観て読みたくなります
今では様々な作品で活躍している
萩原利久
恒松祐里
藤原季節
祷キララ
など
錚々たる若手俳優が出演しています
今泉力哉監督の眼力の凄さたるや…
そしてなんといっても
多部未華子
三浦春馬
主演二人の相性の良さ
フイルムに永久に刻まれています
ポスト・コロナの世界
優しく善なる世界になってはいけない
そんないわれはまったくありません
モーツァルトの表題曲を聴くような
そんな優しい時間を求める
すべての人にオススメします
