物も風も音も生き物の様だった
「私が見ていないだけで左側にも世界はある.ではなくて、私が左側を見ると左側が存在する.私が感じるから世界が存在する」というような感覚で映像が進んでいった。
個人的な主…
このレビューはネタバレを含みます
1960年代にナチスの残党がチリで作った「コロニアディグニタ」。
本作はその男児への長期にわたる性加害や差別、抑圧といった大きな社会問題になったことで知られる歴史的犯罪カルト集団にインスパイアされ…
圧倒的で唯一無二の体験だった。
目に楽しい一点突破の強烈な映画だった。
破壊され、再生され、破壊されていく画面は恐怖としかいえない。
よくもまぁ、こんな気の遠くなる狂った映像を形にしたなという感動で…
あらゆるものごとが2次元と3次元をゆらゆらとゆらめき続け、時に消失し、またゆっくりと実体を持つことに「悪夢」という形容がこれほどまで当てはまる作品もなかなかないと感じた。
かといって、それが見てい…
1面白い
ストップモーションという手法の映画を初めて見たけどめちゃめちゃ面白い。二次元と三次元を行き来したり、時々実際の映像を入れたりして心地よい混乱と裏切りが気持ちいい。気味の悪い雰囲気がいいあく…
挑戦的。スゴすぎる。こんなストップモーション・アニメーション見たことがない。はっきり言って狂気。(仕事量がヤバい)
結論から言うと、鑑賞する前にチリに実在した「コロニア・ディグニダ」のことを調べて…
チリのコロニア・ディグニダという入植地が下地にあると知らないとまずなんの話?となります。
チリでもアート映画枠で一部でしか観られていなかったのが、日本ではホラーというジャンルで話題となり、より広い層…
ヤンシュヴァンクマイエル監督を彷彿とさせるんだけど、こんなすごいストップモーション初めてみたとも思える。気が狂ってないと作れないだろ。
恐ろしい難解な童話のようなストーリーなんだけど、映像力が美し…
© Diluvio & Globo Rojo Films, 2018