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ウルフウォーカーのpurigoroのレビュー・感想・評価

ウルフウォーカー(2020年製作の映画)
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東京都写真美術館で上映されたマシュー・バーニー『リダウト』の関連作品として「ウルフウォーカー」が上映されており、昔からオオカミが好き& アイルランド(ケルト文化)も興味があるため鑑賞。
時間等がなかなか合わず、肝心の『リダウト』は鑑賞できず…。

「眠ると魂が抜け出しオオカミになる″ウルフウォーカー″。中世からアイルランドで密かに伝えられてきた伝説。」(映画公式サイトより)

映画は、可愛かったりドキドキしたりクスッと笑えたりして、子どもから大人まで明るく楽しく観れる良い映画だった。オオカミが五感でどのように世界を認知しているのかがアニメーションで綺麗に視覚化されていて面白かった。オオカミが森を走り回るときのオオカミの低い目線や、音や匂いの伝わり方の描き方がリアルで分かりやすく、映像美が心地よいとともに、まるで自分もオオカミになったかのような目線で森の中を駆け巡っているかのように楽しむことができた。

映画上映後のトークイベントでは、日本で唯一のオオカミ研究家・角田裕志氏のトークがあり、こちらも面白かった。
犬は1万年〜1.5万年前に家畜化始まったとのこと。人間の残飯を食べるようになったり、一緒に狩りをしたりして一緒に過ごすようになった野生の狼が、今の犬になったらしい。(ほう!)
夏休み期間ということもあり、幼稚園〜小学校低学年頃の歳のちびっ子が何人かトークイベントにも参加していて、質問も可愛くて癒された。親子で楽しめる良い映画&トークイベントも含め良い企画だった。
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