死と金のシビアな現実問題と主人公と父親の関係性を
絶妙な距離感と温度で描いた傑作。
運転免許試験に落ちるところから始まる映画で
最終的に思わぬ着地になるところも含めて面白い。
とにかく本作で重要なの…
外国に出稼ぎに出たままの父親。既に顔さえ覚えていないが、自分のためにクルマを買うためのお金を貯めていてくれてると言う手紙での連絡だけが、娘にとってその存在を繋いでくれてる。
そんな遠くの父親に対して…
本作はもちろん、『システムクラッシャー』や『17歳の瞳に映る世界』などを立て続けに見たこともあって、若者にとって現代がとても生きづらい世界になってることを感じてしまったあ。
車校で試験中止になってし…
目的のために良く言えば臆さず、悪く言えば手段を選ばず行動するオラの能動的な姿勢は誰もが持っているものではない。(彼女がそうせざるを得ない状況だったということもあるが。)最初はその目的がお金のためだっ…
>>続きを読む10周年とのこと、ポーランド映画祭。
http://www.polandfilmfes.com/
東京都写真美術館のスクリーンにて、最終日午前の回を鑑賞。
こうゆう映画祭って行っとくべきだなって改め…
このレビューはネタバレを含みます
I never cry というタイトルがシンプルなんだけど、この映画のことを本当によく表しているな、と思った。観てて感じたのは、人は他人にそれほど興味、関心が無いということ。それは職場であってもそう…
>>続きを読むポーランドで母と障害を持つ兄と暮らす17歳のオラが、アイルランドに長期出稼ぎに行っていた父の訃報を受け、一人遺体の引取りに向かう物語。
オラはタバコに飲酒、スマホの着信音は”Fucking Pol…
絶っっっ対に1ミリも感情移入させてくれない。ギリっとした冷たい眼光がこちらを見つめる。ポーランドからアイルランドへ出稼ぎ中の父を探す旅は慕情や悲壮感は全くない。あるのは強さしたたかさ。何が何でも連れ…
>>続きを読む親子間コンフリクトがある人は琴線に触れる作品だと思う。こういう作品にめっぽう弱い。
少女オラのロードムービー。タバコ吸うわ酒は飲むわ、挙句の果てにキレやすいわでかなりぶっ飛んだ17才。でもポーラン…