北斗星さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

北斗星

北斗星

映画(297)
ドラマ(23)
アニメ(0)

瀬戸内寂聴 99年生きて思うこと(2022年製作の映画)

-


去年、映画館に観に行こうかと迷っていたが、そうこうしてるうちに終映になってしまった…。
やっと観ることが出来た。
ドキュメンタリー。


寂聴さんが発行していた新聞を長年購読していた。書籍もよく読ん
>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

5.0


坂本龍一さん
 
その死を悼みます

戦メリ、そしてラストエンペラー。素晴らしい音楽の数々。 
Merry ChristmasMr.Lawrenceを初めて聴いた時の衝撃は凄かった!!
それ以来のフ
>>続きを読む

お茶漬の味(1952年製作の映画)

4.3


派手さはないけれど、お茶漬の如く素朴な味わいの作品。


ラストで、夜更けに夫婦がこころ合わさるところが何とも言えず絶品でした。


笠智衆がいつもの笑顔でニョキっと出て来てビックリしました。

すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます


オゾンファンならばやっぱり映画館で観とかなきゃ!と思い立って電車でゴトゴトと…。

ラスト、ドンデン返しがあるんじゃないか!?と思いきや…。
実はミステリーだったとか。 
お父さんの最期を親族は誰一
>>続きを読む

秘密と嘘(1996年製作の映画)

3.8


カンヌでパルム・ドールを受賞した作品。
ずっと題名が気になっていて...
当時観てたらきっともっとインパクトがあったんだろうなあ!


今作のテーマ
家族の秘密 嘆き悲しむという作業
今は出尽くした
>>続きを読む

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

4.0


高校生の時に友達と2人で観に行った作品。
懐かしくなりもう一度観た。 
当時、田舎の映画館で二本立て。 もう一本は「存在の耐えられない軽さ」だった。今思い返すと何だかどっちもすごい作品だったような.
>>続きを読む

タイタニック(1997年製作の映画)

4.6


当時、母に誘われて映画館で観た作品。ものすごく話題になってたなあ。懐かしくてもう一度観てみた。


とにかく若いレオとケイト・ウィンスレットの熱演がすごく良かった!!
特にローズの気の強さ、威勢の良
>>続きを読む

幸せのレシピ(2007年製作の映画)

3.6


1体1だとうまくいかない関係が、1体2だと途端にうまく回ってく場合もある。

ケイト
ニック
ゾーイ

今まで別々に暮らしてきて、別々の人生を送ってきた言わば他人。

そんなちょっとデコボコな3人が
>>続きを読む

オードリー・ヘプバーン(2020年製作の映画)

4.0


オードリー・ヘプバーンのドキュメンタリー。映画館で観そびれてしまったが、やっと観れました!


貴族出身
幼い頃の戦争体験
父親の出奔

バレエ
映画
ジバンシィのドレス
ショートカット
抱きしめた
>>続きを読む

イブラヒムおじさんとコーランの花たち(2003年製作の映画)

4.3


昔、映画館で観て、いつかもう一度観たいと思ってた作品。この映画、やっぱり好きだなあ。

少年の性の目覚め
若者と老人の対比
生と死
動と静
 
イブラヒムの優雅さ、全てを包み込むような優しさ、歳を重
>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.2


吉田秋生さんの原作コミックが好きで観に行った作品。

4姉妹が原作とピッタリな配役。
特に、長澤まさみの少し色っぽい次女と、4女のすずこと広瀬すずが出色。

家族が住む大きな鎌倉の風情ある古い民家。
>>続きを読む

普通の人々(1980年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます


昔、学生のとき授業で観たんですが、当時は子供だったのでさっぱり意味が解らなかった💦 友達とのお喋りに夢中でチラ見状態。そして時は経ち、改めてきちんと観てみました。
今は刺さりまくり、身につまされまく
>>続きを読む

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

3.5


「1900年」の音楽はモリコーネだったんですね。

そして、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」はああして出来たのか…。

ハンス・ジマーが出てきた時は思わずテンション上がりました。何故っ
>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます


これは度肝を抜かれた!
こんな繊細で感受性豊かな作品を創れる米国人監督がいるなんて!!

ほぼ何の予備知識なく観てみたが…。

素晴らしい!!

リーが過去(トラウマ)を「乗り越えられそうにない」と
>>続きを読む

レオン(1994年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます


今見返すと、ストーリーはなんてことはない。それより、ナタリー・ポートマン、ジャン・レノ、ゲイリー・オールドマンの存在感がスゴい!特にナタリー・ポートマン、まだほんの少女なのにもの凄く惹きつけられる。
>>続きを読む

シカゴ(2002年製作の映画)

4.5


ずーっと観たかった作品。とうとう観れました!ミュージカル映画とは知らなかったな。


冒頭からキャサリン・ゼタ・ジョーンズの女王ぶりがスゴかった!美貌かつ大柄でスタイル良し。すぐにビジュアルとセクシ
>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0


時代は移り変わるがテーマは普遍的。親世代、子世代で観られる。時空を超えて繋がった!10代で出会いたかった作品。
作画(絵)が美しかった。

主人公こころのクラスメイト(萌)のラストの台詞が言い得て妙
>>続きを読む

ライトスタッフ(1983年製作の映画)

4.0


マーキュリー計画に基づいた実話。
3時間ちょいの長尺!観始めてから気付いた!!


さすがにNASAや戦闘機、機械なんかはめちゃくちゃ旧い。NASAの宇宙飛行士候補生への実験もちょっと笑ってしまうほ
>>続きを読む

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

3.5


ジュリエット・ビノシュノの強さと高潔さがキラッと光る1作。

娼婦の登場も作品に色を添えていた。


私が愛そうがあなたが愛そうが、誰が誰を愛そうが、全ては自由。
そんなテーマだったのかな…。
>>続きを読む

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます


昔観た忘れられない作品。 
今また戦争が繰り返されようとしている。人間はなんて愚かで、過去から学ばないのだろうと自戒しながら思う。


人間はあっけなく死んでしまう。

だけど、助かる命もある。
>>続きを読む

ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

4.3


ホイットニー・ヒューストンの伝記映画。

ナオミ・アッキーという今作の主演女優が素晴らしかった!まだ20代かな?
伸びやかでパワフルな歌声。プロにスカウトされるシーンや、スターダムに着々とのし上がっ
>>続きを読む

トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

4.5


老人と若者のこころの交流は映画の永遠のテーマ。


はじめは頑固で偏屈だった老判事が若い大学性と知り合ってから、その硬いこころがほぐされてゆく。

彼女は真っ直ぐでとても素直。親切でもある。そして若
>>続きを読む

明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

4.0


ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードのバディがめちゃめちゃ良かった。


レッドフォードはスティーブ・マックイーンの代役だったとのこと。まだまだ無名の役者だったらしいが、とても伸びやかに演じ
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

-


最近観た「ヤクザと家族」に軍配!


「素晴らしき世界」
役所職員のもっともらしさ。
六角精児のイヤラシさ。
長澤まさみの俗物加減。

一見親切そうに見える人間も実は上辺だけ。

そして余りにも
>>続きを読む

フットルース(1984年製作の映画)

4.3


冒頭から脚が踊ってる!!

音楽とダンスを禁じている田舎町。「そんなバカな!」レンが驚く。

音楽がなきゃ窒息しちまう!


単にダンス映画でなく、子世代親世代、まあ色々ある。

【反抗】ではなく、
>>続きを読む

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

-


これはおばあさんが主役の絵本、おとぎ話かなぁ。
予告を観て、てっきりミセス・ハリスがディオールのドレスを作る側になる話しなのかなと…。


イザベル・ユペールはもっと頑固者でも良かった。一人くらい筋
>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0


冒頭20分。
綾野剛の目から炎が出てるように見え、最初からスゴい迫力だった。

だが、後ろ姿が恐ろしいほど孤独なのだ。

舘ひろしから優しい言葉をかけられ、子どものように泣きじゃくる。

ヤクザ=家
>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます


気づいたら当時観たときより、主人公にかなり距離を置いて観ていた。(だいぶ時間が経過して、自分の純なところが削られてしまったせいかも、、)


世の中には悪人もいる。
善意しか信じていない主人公。お金
>>続きを読む

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.5


当時映画館で観て、いつかまた観たいとずっと思っていた作品。


舞台やセットが素晴らしい!!

シカゴの街並み
ネスの事務所や、家族の住む小さな家
カポネの滞在するホテル
カナダとの国境。壮大な景観
>>続きを読む

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

-


実に20数年前の作品。
当時何の違和感もなく観ていたものだが、
皆、壊れている。唯一救いがあるとしたら、若いふたり。
あのビニール袋が舞うビデオテープが何故か美しく見えた。
(ケビン・スペイシーはこ
>>続きを読む

パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます


女たちの歴史 
子孫を繋げる
監督の内戦に対するラストのメッセージ

分かる、分かるが、
… 未婚の母ふたりと内戦の話が、どうもうまく繋がらない。
別々の話を無理矢理くっつけたような…


途中まで
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.2


これは「君の名は。」から続く3部作、終章なんですね。

神戸〜東京〜宮城
全て大地震があった場所。


そして、311…
未だ深い悲しみが癒やされてないかと知ると、涙が溢れて止まらなくなった。
>>続きを読む

線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.5


舞台で水墨画を披露するシーンは、動きがダイナミックでワクワクした。

水墨の即興画(?)というのは、元々温めていたものを描くのか、それともその場の思いつきや、空気で描くのか?
その辺りのことや、水墨
>>続きを読む

バッドガイズ(2022年製作の映画)

3.6


時間を忘れてスカーッとできる作品。

映画館には子連れママさんも何組みか来ていて、親世代子世代で楽しめる。

バッドガイズが陽気で明るい!!
ルパン三世みたいな親しみやすや。女性市長のダイアンもカッ
>>続きを読む

461個のおべんとう(2020年製作の映画)

3.6


ずっと気になってた作品。
食のチカラってやはりスゴい。ひとつのお弁当が人を変えてゆく。

作る側からすると、アルミカップだけになった空のお弁当箱を開けるのって、すごく嬉しい。

中身に手を付けずゴミ
>>続きを読む

あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます


今作の予告編を前に映画館で観て、ずっと観たかった作品。
脳内で「アバウト・タイム」とエピソードがごっちゃになっていたので、再鑑賞しました。


本当にもどかしい!とにかくタイミングが何故か合わない。
>>続きを読む