ユウさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.3

現在のユビキタスネットワークが普及し始めた頃、具体的には今から10年ほど前だろうか。
精神病患者や嫌な出来事などの解決策を検索する人に対して、追跡広告が自殺用品をおすすめしてくるというギャグみたいなこ
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あずみ(2003年製作の映画)

4.6

Kamikaze samurai girlな映画。

剣鬼を作り上げる修行を経て生まれた、斬れと言われれば斬る、最強の女剣士あずみ。
だが、非情になりきれない部分を残し、剣鬼としての実態と精神性の齟齬
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.8

面白ええ!

けど、いやそうはならんやろ!!!!

原作の集団幻覚じみた無茶苦茶さを映画尺にきちんと落とし込んでいる。
トムの真面目腐った演技が為せる技か。

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.4

最高の007。
もうショーン・コネリーの面影を持った俳優を探し出すのはやめにしよう、心からそう思う。
でも結局ピアース版の作品をまた見ちゃうんですねこれが!!

ニキータ(1990年製作の映画)

5.0

「生きた人間に硫酸ぶっかける映画」として有名な本作。
あまりに衝撃的なシーンであるため、ここだけを覚えてる人も少なからずいるだろう。
(まあ、生きた人間にかけてるのは事故みたいなものなのだが)

一度
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.5

インターナショナル版ニキータというコンセプトで制作された本作。
映画好きで知らない人はいないと言っても過言ではない名作。

だが、後のフィフス・エレメントの制作費集めのための(監督的には)手を抜いた映
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.0

ドラマ版一気見からの視聴。
ドラマ版および映画広告で前面に打ち出されていたコメディ色は序盤の掴み程度に抑えられ、全体的に重厚なストーリーが展開される本作。
正直、若干の「思ってたのと違う」という感想を
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アルマゲドン(1998年製作の映画)

4.1

アドワナクローズマイアアアイイィィ
アドワナフォールトスリープアンミスユエブリシン
アドワナクローズマイアアアアアアアイイィィイイ!!
と、エアロスミスを堪能するための映画です。ええ。
エアロスミス抜
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.1

埼玉県人にはそこら辺の草でも食わせておく映画の二作目。

相変わらずメインキャラクターたちが妙に演劇的である。
前作で触れられたレイとモモミの日本埼玉化計画という壮大なプロジェクトに対し、大阪が、京都
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

2.3

特定の人にとっては、下手なホラーより遥かに怖い映画。

正直、新海作品の中ではさほど突き抜けた何かがある脚本ではなく、現代ファンタジーという既存のカテゴリ内で収まる映画。

その分、監督のクセが出ては
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スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

3.3

豪華な俳優陣でのソウシリーズ新章とでも言うべき作品。

「なぜジグソウは優れた知性を備え、人望を集めながらも、人を更生させるという信念を一つ一つ手ずから実行または計画する非効率なやり方をしているのか?
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

4.1

まず一言。
ファーストちゃうやんけ!!

物語の時系列としては、一作目で触れられた(わかるだけでも)7人殺して精神病院に居たというところから。

エスターがイカれたサイコ女(作中表現まま)であるのはも
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シェル・コレクター(2015年製作の映画)

1.5

原作を昔から知っていたので観たが、かなり異なるストーリー。
原作至上主義者ではないが、これでは単なるゾンビ映画ではないか。
一応、原作との相似点を挙げるなら、一人の数奇な貝類学者を眺めるストーリーとい
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アバター(2009年製作の映画)

4.2

またしても、みんな大好き野蛮な文明人タイプの悪役が活躍する映画。

この映画は本当によく出来ており、かなりの長尺でありながらそれを感じさせない展開の魅せ方は見事。
それも、スケールの大きさ、映像の綺麗
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

2.6

ミュウツーの逆襲の、一応の続編。

全体的に往年の名作映画へのリスペクトが強く、オマージュや小ネタが豊富なので、大してポケモン好きでなくても、映画好きなら楽しめる映画。

ミュウツーの逆襲の続編だけあ
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劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲(1998年製作の映画)

2.4

ポケモンアニメ版には没シナリオがあったそうで、本作はいわばそのオープニング映画。
この映画が公開された当初はまだそのシナリオが没ではなかったのもあって、その後の展開、ポケモンvs人類の戦争という行く末
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リング(1998年製作の映画)

1.5

ワシが若い頃は怖かったもんじゃよ……とでも言いたくなる凋落ぶりを見せる映画。
三部作最終作のループで呪いの正体が明かされて以来、貞子について怖いことはもう何一つない。

ただ、ホラー演出の技法は見事の
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GODZILLA ゴジラ(1998年製作の映画)

3.4

後の、マグロ食ってるようなダメなやつの映画である。
ゴジラとしてとか考えずに観るとモンスターパニックものとしては中々良い出来である。

ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)

4.1

とても良い。
ジャンヌ、カッコいい。そしてかわいそう。
ラ・イールが男前でとても良い。つーか不死身かよ。
ジル・ド・レもカッコいい。カッコいいけど、「コイツこの後に少年奴隷を大量に買い漁って凌辱、殺害
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バイオハザード(2002年製作の映画)

3.5

すっごく昔に観た。
異様に強いリッカーと、レーザートラップのシーンしか記憶にない。
おそらく当時ゾンビを殺すゲームをし過ぎたせいだろう……。

アナコンダ(1997年製作の映画)

2.3

あんまり深く考えずに観る映画。
タイトル通り、アナコンダが暴れる映画である。
出来が悪いわけではないが、真面目にレビューを考えると、結構掴みどころがない映画である。
ただ飲み込んだ人間の顔面が浮き出る
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ザ・グリード(1998年製作の映画)

3.7

B級映画界のレジェンドである。B級映画界のな!!

全体を通して、モンスターパニックものとしてよく練られており、展開が早く飽きもこない。
そして、意外性と恐怖感、ストーリー的な納得感が絶妙なバランスで
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ミシェル・ヴァイヨン(2003年製作の映画)

1.7

なんというか、かなり色々と定まっていない映画。
F1レーシング映画と見せかけて、実際はレース会場で繰り広げられる工作というか人質を取っての脅迫と殺人未遂という事件がメインである。
主人公はその事件の被
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フェイス/オフ(1997年製作の映画)

4.0

メキシカンスタンドオフと言えばコレ!みたいな映画。

紆余曲折を経て、宿敵である凶悪犯の顔を移植した警官(主人公)が極秘潜入捜査を行うが、潜入中に件の宿敵がメディカルチームを脅して刑事の顔を自身に移植
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

1.9

とある森の小屋に集う遭難した旅行者達。
ある者は故郷への帰り道、ある者は夫の両親に会いに、またある者は強盗後の逃避行で、てんでばらばらな目的地。
件の小屋はどこへ向かおうと必ず小屋に戻ってきてしまう不
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Rain For The Dead 雨あがりの君(2014年製作の映画)

3.4

原作漫画を読んでから観た。
内容は大幅に肉付けされており、(そもそも原作は十数ページ程度の単発漫画)受ける印象はだいぶ異なる。

ゾンビの溢れた世界で、作中登場する生者は主人公のみ。
その主人公はゾン
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スピーシーズ2(1998年製作の映画)

4.4

エイリアンのデザインを担当したH・R・ギーガーの手がけるクリーチャーが人類を脅かす映画。
しかし、一宇宙船や地球外のハピタブル天体が舞台となるエイリアンシリーズと異なり、(制作当時程度の)地球を舞台と
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スピーシーズ/種の起源(1995年製作の映画)

3.8

グロデザイナー界のレジェンド、H・R・ギーガーの手がけたクリーチャーが登場する映画。
この映画自体の面白さも十分魅力だが、続編のスピーシーズ2を生み出したという要素こそ真に評価されるべきポイントだと考
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仄暗い水の底から(2001年製作の映画)

3.7

THE Jホラーという感じの本作。
リングシリーズの製作陣が手掛けているため、当然と言えば当然か。

タイトル通りのじめっとした不気味さは本当にうまく演出されていたし、意外にも全体的に映像は明るめであ
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死国(1999年製作の映画)

1.2

Jホラーの皮を被ったバイオレンスギャグ映画。
四国の人やお遍路さんに失礼とかなんとか、槍玉に上がりがちな点はいろいろあるけれど、そんなことよりとにかくつまらないのである。

怖くない、盛り上がらない、
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図鑑に載ってない虫(2007年製作の映画)

4.1

三木聡監督作品入門向け映画。
かなり無難であるが、小ネタはそこそこ。

基本的に最初から最後までふざけっぱなしだが、主人公だけは真面目。
一応主人公の職業はフリーライターであり、取材という目的で進んで
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音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

3.8

三木聡監督らしい作品であり、その中でもクセが強くない。(元々三木聡監督はすごくクセが強いのが前提なため、その点には注意)

二人のミュージシャンが主人公。
人気絶頂だが歌手生命、ひいては本人の命にまで
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ジャッカル(1997年製作の映画)

4.6

名作は名作だが、いまひとつ世間的評価を下されていないジャッカルの日のリメイクである。

脚本的な骨子は十分に残しつつ、より残虐な思考と兵器を携えたジャッカルはまさに完全無欠の暗殺者だろう。

時々ふっ
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ジャッカルの日(1973年製作の映画)

2.2

まあよくある暗殺者vs刑事もの。
この作品を評価に値するものにしているのは、リメイクであるジャッカルが作られるきっかけを作った事だろう。
ただ、リメイクのジャッカルの方にも登場するセリフなどは出てきて
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プロメア(2019年製作の映画)

3.8

アツいぜ!!


という一言ではさすがにあんまりなので、真面目なレビューを書こうと思う。

アツい火消し男ガロが活躍する映画。
相対するは、バーニッシュと呼ばれるミュータント。その中でも特にリオという
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ソウ(2004年製作の映画)

4.0

ソウシリーズの第一作。
本作は、とにかく低予算であることを如何に克服するかということに焦点が絞られていたわけだが、その逆境こそがこの名作を生み出した。

後のソウシリーズでは大掛かりな装置やギミックが
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