映画ケーン

少女☆歌劇 レヴュースタァライトの映画ケーンのレビュー・感想・評価

2.0
一度挫折したんだけど(1話も観れなかった)、劇場版が異常な評価の高さでTwitterでも結構高いから「おおう、じゃあ観てやろーじゃねぇか!」って事で頑張って観た。
「ナンジャコレ」が前回の感想だけど、観終わった今も「ナンジャコレ」。

『プリキュア』とか『セーラームーン』を観てたらこの世界観はスッと入ってくるのかな、僕は中々飲み込めなかった。
あのオーディションは何なの?あそこはどこ?どんな感じであそこに行ってるの?何で登場人物は違和感無くやってるの?なぜキリンなの?等々、疑問が尽きない。『エヴァ』『まどマギ』っぽさもあるんだけど、その2作は物語上の整合性はキッチリしてるんだよね。だから、飲み込める。
でも、今作はそれが出来て無い。まぁ、下手と言うより意図的に隠してるんだろうけど、意味が無い。

物語的な整合性も無ければ、演出的な整合性も無い。感情的な演出過ぎる。
そうやりたいのなら『フリクリ』ぐらいはやるべき。

そして、圧倒的に絵が下手…
これに関してはスタッフに恵まれなかったのか、予算なのか、って事だろうね。
やたら真横と真正面の顔が多い。斜めもあるんだけど、45度ぐらいのとこで、描きにくい微妙に斜めな顔が全然出てこない。
しかも、その横顔、正面顔ですら顔のパーツがズレてる。
じゃあ、アクションが凄いかと言えばそうでも無い。面白い構図がある訳でも無く、かと言ってじっくり見せる訳でも無い。

声優も上手いと思わない。
ナチュラルな話し方でなければ、ザ・アニメ芝居でも無い。

変身シーンも、『エヴァ』でいうエヴァの登場シーンの「待ってました!」感が無い。主人公の「スタァライトしちゃいます!」「ポイントゼロ!」とかは「よっ!」ってなるんだけど、大事な変身が、ん〜…
構図も普通で何度も見せられるのはちょっとキツい。

あっちのカットであったものがこっちのカットで無くなってる、って事が結構ある…
実写なら止むを得ずそうなる事は結構あるけど、アニメでこれってあり得るの?

結局何だったのか分からないし、面白かった瞬間が無い…
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