定量的に定義することができない言葉の1つである「お洒落」
感覚的な表現となるが、物語の構成、作画に加えてキャラクターの雰囲気まで含め、このアニメは「お洒落」である。
リズム良く淡々と進むストーリーは、良くも悪くも無駄がない。
ゆっくりした時間の流れを感じつつも、ストーリー内での環境は大きく変化する。
そして、それをあまり感じさせないのが不思議なところだ。
大きな起点となる場面も、これまで伏せてたカードを一度に表にするような展開ではなく、じわりじわりと見せつける。
〇〇話まではつまらないけど、〇〇話から一気に面白くなる!
と言った醍醐味はないが、どの話も面白い。
波が少なくスーッとストーリーが入ってくる。
加えて、内容が薄いわけでもない。
この淡々とした流れが苦手でなければ、一気見できる作品であろう。