老人XY

ぼくらのの老人XYのレビュー・感想・評価

ぼくらの(2007年製作のアニメ)
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ずっと昔に「お前さんは多分気に入る」って友人に言われた。アニメを観る習慣がなかったし、若干アニメ自体に偏見もあったので機会を失っていた。
半年くらい前に別の人から「鬱になる◯◯◯◯アニメ」ってオススメされて、へぇそんなのあるんだって若干舐めてた。渋谷のTSUTAYAは何故か1巻だけ置いてなかったので借りれずじまいだった。
最近別の場所で偶然見掛けたのでとりあえず1巻だけ借りて1話観てみた。
翌日、残りの巻数全部借りに行って一気に最終話まで観た。
途中で涙腺が何度か崩壊した。
そりゃ憂鬱にもなるよ。だってこれ…。
まだ中学生なのに、大人でも出来ない覚悟をさせられて、大人でも手が震えて止まらなくなるような判断と決断を迫られる
何に似てるとかはもういいやね。気になる人がいたらコメントで聞いて下さい。アニメはわかんないけど、映画でなら答えられます。
名作の中の名作でした。
それでも後半の展開はアニメオリジナル展開らしく、酷評もされてたり。
原作はさらに傑作らしいので、これから読んでみます。


「人間の力ではどうにもならない状態に追い込まれ、それを宿命として受け入れ、それに立ち向かって『ねばならない』という気持ちで『必然』と戦う時、否応無しに強制的に与えられた枠組みの中で必死に藻掻く時、人間は初めてそこに『生き甲斐』というものを見出す」虚数の情緒/吉田武
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