膝の皿

ダーリン・イン・ザ・フランキスの膝の皿のレビュー・感想・評価

3.1
良くも悪くも、アニメ初心者向けのロボット(?)作品。

アニメを今まで見てこなかった人には入りやすめだしいい作品かもしれない。
しかしさすがにあまりにも“お決まり”だらけすぎという感想。どこかで何度も見たことあるようなお決まりのキャラクターな登場人物がお決まりのポジションでおり、同様お決まりの展開にお決まりの台詞。本当にお決まりの集合体。
キャラデザや作画は良いし、脚本も終盤こそまだ良かったが、全体的にオリジナリティが欠けすぎていたかなと思ってしまった。
勿論お決まり自体が悪いわけではない。良いからこそお決まりになっているのだから。ただお決まりをやるのであれば設定や見せ方などを色々工夫しなければならないと思う。この作品はほとんどなにもひねることなく、お決まりをそのまんまやってしまっていた感じだった。
こういう言い方で合っているかはわからないが、あらゆるお決まりを集めて作っているからそこに人間味や自我を感じず、なんか学習AIが作った作品を見ているようだった。
見た目だけ派手で綺麗だから多少好奇心を煽ってきたものの、口に入れてみるとあまり味がしなかったみたいなそんな感じ。
これが1990年代くらいの作品であればすごいなあくらいには思ってたかもしれないが、2018年にこれはさすがに...と思ってしまった。

あと、終盤の設定に上手く繋がっているとはいえ、ロボット(?)に乗り込む時の男女の体制など、エロ要素の部分が個人的になんか下品に感じた。自分は男で下ネタやエロ要素も好きな方だが、この作品のエロ要素は「男が考えたんだろうな」っていう感じが凄くて、さすがに少し気持ち悪く感じた。もっと馬鹿馬鹿しい感じで見せてくれたら笑えもしたかもしれないし、登場人物たちの見た目が幼めなのが故によりそう感じてしまったのかもしれない。
膝の皿

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