ウォシ

池袋ウエストゲートパークのウォシのレビュー・感想・評価

池袋ウエストゲートパーク(2020年製作のアニメ)
2.0
原作未読。実写ドラマ版未鑑賞。

ドラマ版と比較されやたらと評判が良くないアニメ。
ドラマと比較するのはナンセンスと思いつつも評判の悪さに納得できるくらいめちゃくちゃつまらなかった…

ドラマ版は派手だがアニメ版は地味。
でもアニメ版の方が原作寄り。
…との事だけど、もしそうなら原作がつまらないんだろうなと思わざる得ない。

題材的にアングラな内容なのにいろんな要素が優等生過ぎて全く感情が高まらない。
特にキャラクターがみんな毒にも薬にもならない無難なイケメン?ばかりでもはやモブ顔集団。
キャラの中身もあらすじを喋ってるだけのような何の個性もないもので誰も好きにならない。

こうゆうギャングやら裏社会ものって血の気が多く危険な空気感が全てだと思うのだけどアニメーションがもっさりして普通過ぎる…
走る場面の勢いの無さから「あ…ダメだこりゃ…」となった。

「面白いものを作ろう!」という情熱より「納期に間に合わせよう」という業務感が嫌でも感じ取れてしまうぐらい機械的なクオリティ。
仕事なんだからそれが当たり前なんだろうけどちょっとぐらいこだわりを見せて欲しい。

ブラック企業や技能実習生やシングルマザーなど社会問題を扱ったヘビーな一話完結ものだけど、上記のような問題で集中して観てもすぐ頭から抜けていく。
味のないラーメンを食べてるような気分。

OPやEDでは求めていたアングラな雰囲気は出ててかっこよかったけど褒められるのはそこだけ。

調べたらこのアニメを作った会社は萌え系アニメを得意としているようで、適材適所というのがあるんだなと痛感しました。
ウォシ

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