アニメ初め(?)ということで2回目見たのでこの作品についてつらつらと意味もない文章を連ねていこうと思います。
まず、いの一番にもういっちばん最初に語るべき特筆すべき点は圧巻の作画と構図です、実験的と言われるほど遊び心満載で攻めた描写や演出は見ていて凄く見応えがあり、ユーモアと技術が爆発していて内容よく分かんないけど映像見てるだけで面白い!楽しい!となるレベルです。海外にウケている1番の要因そう。それぐらいすごい!!
次に、一貫して描かれている強いメッセージ性です。これは1回目ではその奇天烈な世界観に呆気を取られてよくわからないまま終わってしまうのであまり感じられないかも知れませんが、ストーリーには永遠に【「子ども」から「大人」になるということ】と言うテーマが付いて回ります。序盤ナオ太君はどこか俯瞰して冷めた態度で周囲の人たちを「お気楽」などと一蹴し、何事も「参加」しない事で社会的な大人の立場の意見(成功・失敗を判断する立場)になることに徹しています、それが「自分勝手」を極める「お気楽な大人」と「社会の普通に属する事で自分の立場を確保している大人」の間に挟まれ、どちらを選ぶのか、と言う話に着地します。この紆余曲折が見ていてとてもリアルでかつラストを盛り上げる要因になっていて凄く良かった。
そしてやっぱり突飛で奇天烈で意味のわからない世界観が本当にすごいです。4話目以降からの情報が多すぎてまるで真理の扉状態です、何をやっている...?となりながらも、1話1話の内容に毎回日常回恋愛回伏線回シリアス回伏線回収回ラストバトル回があるんじゃないかレベルで内容が濃いので、勢いよく駆け上がっていくストーリーに空いた口が塞がらないまま飽きもせずいつの間にか終わってしまいます。話数毎に「成長」の段階が区切られていて、伏線と伏線回収で成長を描きつつ、数話前の引用で初期とのキャラ同士の立ち位置の違いを説明しているので本当に見応えが本当にすごいです。いろんな「キャラ同士」だったりキャラ達とキャラ達との「関係同士」の対比が凄くそこでもキャラの立ち位置をメタファー的に説明しているので意外と抱えてるテーマ性がわかりやすいかも。初見じゃわからなかったけど。
あとはなんと言ってもエッチですね。全部の話が「本番」のメタファーになっているような気がしてくる、て言うか意識してるんじゃないか!!(?)「大人」と「子ども」を描く上で1番代表的な欲求の違いが"それ"だからなのかな。それとも製作陣がエッチなだけなのかな。
あとBGMも挿入歌もEDもロックなのが見ていて凄いワクワクする!!!!!!!!ロック好きなので楽しい
本当に見応えが凄い、ほんとにアニメで1番好きな作品です!!!!!!