とりん

無職転生 II ~異世界行ったら本気だす~ 第2クールのとりんのレビュー・感想・評価

4.0
前世で家族と向き合えなかった男が、今度はルーデウスとして家族のあり方を探す物語。1期は冒険譚に寄っていたが、2期はヒューマンドラマに寄った内容だった。ルーデウスが仲間と関わっていく中で、家族との付き合い方を学んで成長していく姿が印象的だった。主人公だけでなく、ヒロインのシルフィエットやロキシーをはじめ、父のパウロ、妹のノルン、アイシャ、仲間のクリフやナナホシなども共に(精神的に)成長していくのが、『無職転生』の良さだと思う。

ストーリーは総じてとても面白かった。しかし、なんとなくテンポが速すぎる感じを覚えた。2クールに収めるにはそうするしかないのだろう。アニメで語られなかったエピソードなどを楽しむために、原作も読んでみたいと思う。

作画については、戦闘シーンや重要なカットでは良かったと思う。また、撮影についても、光の当たり方や色使いがよく調整されていて全体の雰囲気の底上げに役立っていた。しかし、一部のシーンでは違和感を覚える体の描き方などが目立った(これは1期より劣っていると思う)。隔週放送で良いから丁寧に描いてほしい。

まぁなんだかんだ毎週とても楽しみに観ていたので、3期も楽しみである。
とりん

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