Shingo

パシフィック・リム: 暗黒の大陸 シーズン1のShingoのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

一話20分程、全七話とちょうど映画1本分くらいの長さで、一気見した。
本作で主人公が乗る機体はアトラス・デストロイヤー。旧型の訓練用機であり、デザイン的にはジプシー・デンジャーと似ている。旧型で戦うのは本シリーズのお約束。

パイロットの着用するスーツは進化して、コクピット内で自動的に装着できる仕組みになっていた。また、AIが操縦をサポートしてくれるのだが、兵器であるにも関わらず、ユーモアがある。でも、KAIJUが迫ってきている時にジョークを言うのは止めろw

作品の舞台はオーストラリアだが、KAIJUの侵攻により住民は避難して無人となっており、映画アップ・ライジングの頃より侵略が進んでいるようだ。

映画の世界観を守りつつ、それを拡張するストーリーになっている。従来の大型KAIJUのほかに、いくつかのタイプのKAIJUが登場するが、これは賛否が分かれるかも知れない。イェーガーっぽいKAIJUはアップ・ライジングにも登場したし、小型のKAIJUまでは許せても、最後のあれはね。

容赦なく人が死ぬのも、アニメ作品としてはやや意外という印象。っていうか、主要キャラ以外、全員死ぬし。世界観はほとんどマッド・マックス。
もうひとつ引っかかるのは、妹ヘイリーの行動。彼女が余計なことをする度に大事になるし、結果的に人が大勢死ぬ。
それでも、行動に変化はみられず、ちょっとは反省しろ!と言いたくなる。
典型的な、後悔しても反省はしないタイプで、兄テイラーも気苦労が絶えないだろう。
この先、メイがヒロインのポジションになってくれないと、正直ちょっとキツい。

シーズン1はとりあえず、キャラ紹介と舞台設定が終わったところまで。この先、暗黒の大陸を脱出するのか、あるいは戦って人類の手に取り戻すのか。
アトラス・デストロイヤーを改造して武器が増えていく展開も悪くないが、やはり新たなイェーガーの登場も期待したい。
物語のカギは、あの少年にあるのは間違いないが、どんな秘密が隠されているのか。
このまま打ち切りとか、やめとくれ。
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