浪川リオン

ラーゼフォンの浪川リオンのレビュー・感想・評価

ラーゼフォン(2002年製作のアニメ)
4.0
最後まで見られた長編アニメーションってかなり少ないのだがコレは先が気になりほとんど一気に見られました。

エヴァと比較される事が多いらしいが、こちらは広げた風呂敷をきっちり畳んで終わる感じが気持ち良かったです。どこか有機的というか生物的なロボット(ドーラム)のデザインも魅力的。

あえて難点を言えば、作画は安定していて毎話人物の描写は美しかったのだけど、ロボットの動きのダイナミックさについて言えばやはりエヴァの方に軍配が上がるように思えて、かの作品(エヴァの事)が未だに根強く愛され続けている理由を相対的に理解した気もしました。

・如月久遠の服装がとても可愛らしくて好き。ショートブーツ最高。

・下着、パンチラがちょいちょいある事に時代を感じました。今だったらムリそう。

・終盤に出てくる油絵を見て「これ末弥純ぽいな」って思ってたらスタッフロールに名前出てた。キャラデザの山田章博氏もそうなんだけど見ただけで誰の絵なのか分かるってホントにすごいと思う。

パンチラ回数:4回
・堤防に立つ久遠
・ラーゼフォンの手の中で眠る朝比奈
・ベッドで寝かされている朝比奈(遺体)
・スカートをたくしあげる久遠

その他、久遠は下着で寝るのがお好きなようでちょいちょい下着姿が出てきます。(紋章を見せる為の演出)。それが病院の時は綿生地のような白、家にいる時はサルートでお買い求めされたかのようなしっかりした作りだったりと、描き分けされてるのがまた良かった。