機動戦艦ナデシコの12の情報・感想・評価

エピソード12
あの『忘れえぬ日々』
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あらすじ
連合軍と共同戦線を張るナデシコだが、なぜかエステバリス隊が連合軍機を攻撃し始めた。原因は、かつて民間船として連合軍と対立していたナデシコのメインコンピューター・オモイカネに、軍に対する反抗心が宿っていたためだった。これを危険とみなした軍部は、オモイカネの全データ消去を強制する。
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鈴木パンナコッタ

鈴木パンナコッタ

機動戦艦ナデシコ 第12話 あの『忘れえぬ日々』 首藤剛志は細かいSF設定に閉口してた…みたいな話を聞いた記憶があるんだけど、この美しいストーリーは見事だなぁ。子供ではないけど大人でもない微妙な年齢のルリと、うまくやり過ごせないオモイカネがリンク。青春時代よりもちょっと手前の空気感。 思えばアキトとルリってほとんど絡みがなかったけど、この回でルリがアキトさん呼びになるのがグッと来る。 96年当時に電脳空間がピカピカしてないのも見どころ。ポケモンショック事件が97年だから、この判断は正しかったよね。 今回のオモイカネを、大人になれという圧力に癇癪を起こして、好きなアニメにすがる構図と捉えると、なかなかヘビーだなぁ。子供時代の思い出を忘れないために、大人になったふりをする話。 あとこの回でプロスペクターがいつも持っている電卓のアップが映るけど、まさかのそろばん。こういう小物のギャグもホント面白いよね、ナデシコは。
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