機動戦艦ナデシコの24の情報・感想・評価

エピソード24
どこにでもある『正義』
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あらすじ
和平への道を求め、木星に向かうナデシコ。九十九はそんなアキトらを出迎えた。九十九は、アキトに見せるためにゲキ・ガンガーの編集ビデオを持参していた。来客を盛り上げる意味もあって、他のクルーも加わり、ゲキ・ガンガー鑑賞会が開かれるが、意外にも参加者はみんなゲキ・ガンガーに感動してしまう。
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鈴木パンナコッタ

鈴木パンナコッタ

機動戦艦ナデシコ 第24話 どこにでもある『正義』 前回のナデシコを取り戻した浮かれムードに続いてゲキガンを無邪気に喜ぶ前半。ふわふわした空気がいたたまれない。こういうノリは本当に馴染めない。そこに冷や水を浴びせる後半が良いね。前回・前半のフリが効いている。 単純なストーリーに触れた時の高揚感とナショナリズムが合わさって、歯止めが効かなくなる様子が後半の肝だよね。「アニメを政治に利用する」とかではなくて、全員が本気で信じている。この批評性こそがナデシコの魅力よ。 単にオタクをおちょくるだけならアニメを見ない大人が大衆を都合よく扇動する道具にすればいいのだけど、草壁もちゃんとゲキガンを見ている(笑) 真正面からアニメと、アニメが好きなオタクを論じている。この真摯な態度に愛を感じるよなー。
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