何よりも、アニメ製作陣の原作と旧アニメへの多大なリスペクトが感じられたのが素敵。メインキャラの声優さんたちがほぼそのまま帰って来てくれたことだけでも奇跡でしょう。
当時漫画は読んでたし、多分旧作もちょこちょこ観てた記憶がある。
だから、林原めぐみさんのオープニングも声優さんたちの声もシュールなギャグも懐かしくてグッと来た。
近年の超高品質アニメにどっぷり浸かっている身からすると、アクションシーンに物足りなさを感じたり、設定の穴やあまりに駆け足な展開が気になったりなんかは正直ある。
けど、これが20年前の漫画であったことを考えると、今もう一度観られたことへの感謝が上回るかな。
「恐山ル・ヴォワール」なんかは、雰囲気も相まって、子供の頃は「重要で切ない暗い話だった気がする」程度の印象しか残ってないけど、大人になってこれが観られてとても良かった…。エンディングまで含めて名作。
誰彼構わずオススメできる作品ではないけど、旧作を観てた人には観て欲しい。
今回カットされてた部分も気になるし、もう一回漫画読もうかな。
