エピソード09
上陸 赤いレイバー

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あらすじ
ある日、公安部外事1課に所属する高畑と名乗る男が、後藤に協力を要請してきた。テロリスト・犬走一直が、酒田港に入港する輸送船に積載されているソビエト軍の最新鋭レイバー<ドシュカ>を奪取しようとしているとのこと。しかし後藤は、何かキナ臭いものを感じ取り、一言のもとに要請を拒否する。怒り狂う高畑。その殺気だった雰囲気を悟った南雲が間に入り、最後は二人ほど部下を貸すことで決着したのだった。
ということで、酒田行きを命じられてしまう野明と遊馬。ふたりは高畑たちと新幹線で酒田に入るが、そこで彼らは何をさせられる訳でもなく、ひたすら街中で目立つような行動を取らされる。
すでに酒田の街は各国の諜報員で一杯だ、という高畑の冗談ともつかぬ脅しの言葉にたじろぐ遊馬。だが高畑の本当の狙いは、テロリストたちによる<ドシュカ>の奪取防止ではなかった。彼の真の目的は、ソビエト軍の高級将校を<ドシュカ>と込みで亡命させようというもの。世間の目をテロリストと第2小隊に向けさせ、その隙を狙っていたのだ。ようやく真相を知り、ひろみとイングラムを酒田へ走らせる後藤。その頃、高畑に踊らされているとは知るはずもない犬走が輸送船への潜入を開始していた。
警備兵を倒し、梱包されている<ドシュカ>に近づく犬走。しかし無人と思っていた機体に入ろうとした瞬間、亡命を望んでいた将校のイワンにKOされてしまう。犬走のふりをして<ドシュカ>を操縦、輸送船から降りるイワン。つまり犬走は、イワンの亡命をKGBから隠すために利用されたのである。ほくそえむ高畑。だが、そんな彼らの前に<イングラム>が出現する。同じ警察である自分たちをも騙したことへの憤りから、高畑に一矢報いてやろう、というのである。しかし、まさか実砲は積んでいまい、という遊馬の読みは外れ、<ドシュカ>にはフルに弾が搭載されていた。逃げ回る野明たち。だがそこに犬走の操るもう一体の<ドシュカ>までもが加わり、港は大混乱に陥る。
RyanMihawk